INTERVIEW
YOSHINO MINATO

吉野湊

クレバー株式会社 代表取締役CEO https://www.clever-inc.com/

略歴

福島県いわき市生まれ。幼少期よりピアノやドラムなどの音楽活動を経験。18歳で歌を学びに上京。専門学校在学中にバンドを結成し、約2年半の活動後、喉の手術などを理由に解散。バンド活動時に取り組んでいたデザインを学び直し、インターンなどを経て、個人事業であるCLEVERを設立。当時、フリーランスという働き方が一般的ではなかったため、より多くの経験と知識を身につけるため、カタログ、被服、看板など様々なグラフィック領域を経験し、デザイン力と業界の知識を身につける。2017年ごろからWEBデザインにも参入し、大手ITサービスからスタートアップまで幅広くデザインやコンサルティングを提供。コロナウイルス感染拡大などの社会情勢を加味して、2023年9月8日(CLEVERの日)に、8年間続けた個人事業を法人化する形で、クレバー株式会社を設立。クリエイティブのみならず、ブランディングを起点に、マーケティングやコンサルティング、システム開発や資金調達サポートなど、幅広くビジネスやサービスの支援を行っている。

-現在の仕事についた経緯-

バンド活動時に、フライヤーやグッズなどのデザインをしていたことがきっかけです。
しかし、専門卒のフリーランスという社会的地位が弱い立場からビジネスがスタートしました。そのため、大学卒や会社員より秀でて、よりご依頼を受けられるように、会社員ではできない、短期間でさまざまな業界の経験を積み、仕事をしてお金をいただきながらスキルを身につけるというスタイルが確立されました。
常にトライアンドエラー、相談されたら出来るまでトライして自分のスキルにしていくことで、デザインのみならず、動画制作(撮影から編集)、写真、楽曲提供、歌詞提供、コピーライティング、企画立案、ビジネス立ち上げなどさまざまな挑戦をさせていただきました。

-仕事へのこだわり-

これまでさまざまな業種や業界の方とお会いしてきましたが、デザインやシステムといったアウトプットに対して、「とりあえず」や「みんな作っているから」という意志や方向性が乏しい方が多いと感じてきました。
そんな中で、双方で有意義なビジネスを進めるにあたり、『目線を合わせる』ということを再重要視しています。お客様目線に立つことはもちろんですが、「分からない」や「プロなんだから考えて」という発想にならない『顧客教育』が必要だと考えています。そうした、同じ頭脳、同じ思想でビジネスを推進できる『人間力』を強化することで、無限の可能性の中でさまざまなクリエイティビティを創発できるのです。
お客様とはいえ、同じ未来を志す「ビジネスマン」であり、競合するのはなく、協業していくというスタンスを大切にしています。

-若者へのメッセージ-

人種や国籍、生きた時代、育った環境は違えど、同じ肉体と頭脳を持って生まれてきたので、あなたの憧れる人と同じ能力は備わっていると信じることが大切です。そして、さまざまな経験や挑戦をした後は「憧れる」のをやめましょう。「夢」を見るのもやめましょう。「夢」は眠っている時に見るものです。
より具体的に、現実的に未来を目指すのであれば、「目標」を持ってください。闇雲に行動するのではなく、明確な目標を持つことによって、効率よく自らの成長を促すことができます。
共に、世のため、人のため、未来のためのビジネス成長をしていきましょう。