同志社大学 商学部を経て、2010年にみずほ銀行へ新卒入社。東京駅八重洲口支店において、中小企業向けの法人営業を担当し、続いて船場法人部では中堅から大手企業をターゲットとした法人営業を手掛ける。その後、2016年に吉川鐵工株式会社へ入社。2023年5月に代表取締役社長に就任。
略歴
－現在の仕事についた経緯－
私が現在誇りを持って所属する吉川鐵工株式会社は、祖父が築き上げた会社です。子供の頃から、将来この会社の舵取りを任される日がくるという自覚を持っており、その決意を祖父にも伝えていました。
経営の深い知識と財務の専門性を習得するため、銀行での経験を積むことを選びました。その銀行での日々は多くを学びましたが、そこで祖父の訃報に触れることとなりました。祖父に直接私の成果を見せることが叶わなかった悔いを胸に、吉川鐵工株式会社に入社を決意しました。
－仕事へのこだわり－
早い段階で「行動の力」を理解しました。新入社員時代は一流大学出身の先輩や同僚に囲まれて、自分が評価されないことを学歴のせいだと言い訳にしていました。そんな私に当時の上司から「口だけの今の君が言うことなんて誰も耳を貸さない。誰よりも早く、また多く行動して成果を出せ。頭一つ抜けて行動すると周りも一目置いてくれる。」と助言を受けました。その言葉を受けて、一つ一つの行動を大切に、泥臭く行動を重ねることで実績を積み上げ、組織内の信頼を築き上げることができました。
その後、吉川鐵工株式会社にて、組織の課題に直面しました。入社当初は既存の多くの問題点を他責で捉えてしまっていました。単なる表面的な改革では解決しきれないと感じ、自身の内面からの変革の必要性を痛感しました。以後は「過去は変えられないし、他人も簡単には変わらない。自分がこれからどうするかを考えて行動する。」という信条のもと、組織の変革に全力を注いでいます。
－若者へのメッセージ－
私たちの今日は、過去の選択によって築かれています。そして、未来は今の選択によって決まるものです。「環境や他者を責めるのではなく、自らの行動の選択」に全力を注ぐことの重要性を、私は強く感じています。
行動とその結果に裏打ちされた言葉こそが、周囲からの信頼を生むことを信じています。失敗も成長の一部と捉える姿勢で、未来を切り開いてほしいと願っています。