大阪芸術大学卒業後、2012年にNYに移住し、米国アーティストビザ(能力卓越者ビザ)を取得。グラミー賞アーティストとの共演・日本ツアー・CDリリース・雑誌・TVなどのメディアに多数出演。2017年に株式会社ザ・ワンズクリエイションを設立。起業家教育事業をスタートさせ、メルマガ登録者数は1万人以上にのぼる。これまでに1,000名以上のクライアントにビジネスコンサルティングを提供。現在はライフコーチングプログラムとして、働き方・コミュニケーション・健康など、人生の総合的問題の解消に取り組み、新しい人生のステージに向けて信念と事業の未来を統合に導くための教育プログラムの創設、経営者やエグゼクティブ、ビジネスリーダーに向けてのコーチング/コンサルティングに注力。同時に教育ネットワークの構築として、途上国の学校支援、教育支援などの寄付活動も行う。
略歴
-現在の仕事についた経緯-
自分の培ったキャリアは常に音楽の中にあり、その中で素晴らしい経験をさせていただきましたが、同時にずっと物言えぬ違和感を心の奥底に感じていました。
その違和感とは、本来、時代の変化によって変わり続けるべき人の生き方や働き方に対して、理想があるにも関わらず、「既存の狭い価値観の延長線上」で同じことを繰り返すことしかできない、自分自身と社会に対しての憤りでした。
そのことに深く気がついてから、自分と同様に「生き方や働き方に違和感を感じている人々」に向けて、人生そのものを再度ゼロベースで考え、自分の与えられた能力や環境を今の時代の中で活かし、一人ひとりが「自分の人生を仕事と一致させる方法論」を、分かりやすく伝えるための活動を始めました。
-仕事へのこだわり-
「仕事」はあくまで自分の人生や、周りの仲間、家族、社会、ひいては地球をよくするための「手段」でしかなく、どのように人と関わり、人生を豊かに・幸せにしていくかの「表現活動」の1つでしかないと考えます。
それが現代で言うところの「お金」と結びつくか、つかないかによって、社会的には「仕事と趣味」などと区別されることが多いですが、そもそもが「表現活動の手段」、それ以上でも以下でもないので、「人生や大きな共同体の目的」に沿った「手段」であれば、本質的には仕事も趣味も分け隔てなく、素晴らしい生命活動そのものだと感じます。
日本をはじめとした先進国と呼ばれる社会では、歴史上、人類は未だかつて経験したことがないレベルで、物質的な豊かさを手に入れることができるようになりました。それにも関わらず、人はまだ幸せを感じにくく、「将来の不安という幻想を軽減するために蓄えること」に必死になり、それが仕事の目的となってしまう人も少なくない現状があります。
だからこそ、そうではなく「仕事という手段」を通して、「過不足なく価値を作り出すスキル」を高めながら、精神的な豊かさにもっと気がついていくことが、今という時代の大きな方向性の1つだと考えます。
従来の社会の常識を適切に疑って、1つの仕事という「手段の枠」に捉われることなく、目的に沿って、もっと自由な発想で表現を続けていきたいですし、それらを伝えていくこれからの時代のロールモデルの一人として、大きな歯車の一部になれたら本望です。
これ、質問の答えになってますかね?笑
-若者へのメッセージ-
自分もまだまだ若造なので、少しだけ前を進む先輩ぐらいの感じでお話をさせて頂きます。
もうすでに僕たち世代〜それより下の世代は、先輩方が積み重ねてくださった平成の30年間の結果から「物質的な豊かさだけでは幸せになれない」ということに気がついている人も多いのかもしれません。
でもまだまだ日本社会の働き方に関する構造変化は遅く、そのギャップに苦しむ時もあるかもしれない。でも、だからこそ、同じ轍を踏むのではなく、社会の当たり前を疑って、自分自身を見つめ直し、既存の外側の条件に自分を当てはめるだけではなく、自分の内側からの違和感に従う勇気を持ってほしい。その先には心から一致する自分にしかない役割が必ずあります。
日本にいると中々実感が伴わないこともありますが、誤解を恐れずに伝えれば、これからの社会は不安定な乱世。だからこそ、そんな「不安定の中でも安定」を感じられるように「手段」に捉われず、「どこに行っても生きていける」というスキルと柔軟性を獲得することが大事だと感じます。
そのために、本質的な力を高めることを「本当の富」だと再定義して、あらゆる常識や枠組みを外し、自己表現活動を共に世界中で行っていけると嬉しいです!