INTERVIEW
YAMAZAKI HIROTO

山崎浩人

Brand ideaL合同会社 代表 https://www.brand-ideal.com/

略歴

明治大学商学部卒業後、老舗の中堅広告会社に入社。TV広告などを手掛ける。1995年にマス広告の構造的限界を感じ、初の転職。その後、CRM、モバイル、クロスメディアと常に最先端のマーケティングを開拓。その間、通信業界×広告業界でモバイルキャリアレップCEO、広告業界×放送業界でクロスメディア事業者CEO。東日本大震災をきっかけにプレイヤーに復帰し、ブランド・コンサルに注力。2012年、Web人 of the year受賞。世界最大手外資広告グループに5年在籍。大企業を中心にブランド、グローバル、デジタルと様々な戦略コンサルティングを手掛け、現在に至る。 講演、記事、インタビュー、多数。

-現在の仕事についた経緯-

様々な先進的マーケティングの開拓をしてきましたが、ある時、プラットフォームより企業が発信する中身が大事では?と思うようになり、ブランディングへシフトしました。
また、東日本大震災がきっかけでマネジメントからプレイヤーに復帰。当時、影響を受けたフィリップコトラーの思想や所属していたオグルヴィグループのメソッドを基に独自メソッドを開発し、一人でブランド・コンサルを開始しました。
その後、ブランドにおける学術界の第一人者である田中洋先生のお誘いで一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会のアドバイザーも兼任することになりました。
現在は、これまでの経験を活かしBrand ideaL合同会社を設立。2024年1月からの独立に向け準備中です。

-仕事へのこだわり-

基本的に自由に活動させてほしい、かつ2年続けて同じ内容・同じレベルの仕事はしたくないタイプです。常に次のマーケティングやブランディングを模索し、自分なりの思考やモデルを作ってはクライアントと議論、実践、改善。この繰り返しで独自の知見と実績を積み上げてきました。
業界の様々な団体にも積極的に参加し、多くのクライアントと交流してきました。
2009年には「組織からネットワークの時代になる」と想定し、独自のマーケティング・コンサルティング・ネットワークを構築。
「通信業界×広告業界」「広告業界×放送業界」でのCEO、「日本自動車メーカー8社共同プロジェクト」の総合プロデューサーなど、協業モデルの経験は貴重な財産です。
またグローバル最大手の広告グループへの所属で、世界最高峰のブランディングを体験。日本の遅れを痛感し、日本企業を中心に支援してきました。
とにかく「クライアントとする課題解決の議論」が大好きです。これまでは大企業を中心に支援してきましたが、これからは“ボトムアップが必要な時代”と考えており、中小企業なども支援していきたいですね。
“本来のブランディング”とは、「表面的なイメージ作り」ではなく「本質的な理念の探求と訴求」、「コミュニケーション戦略」でなく「経営戦略」です。「企業や人の想いを形にし伝え共感を得る」「企業を根本から進化させ、持続的成長を実現」「経済だけでなく心も豊かにする」メソッドで、実はマーケティングはより日本人に向いていると思っています。
そして今後は、多くの日本企業がまだ出来ていない「本来のブランディング」によって、ブランド・マネージャー認定協会を中心に、他の団体とも連携し、ブランディングの業界や市場を創りたいと考えており、起案を作成し同志を集めています。

-若者へのメッセージ-

今のあまりにひどい日本の政治や社会状況において、一人の大人として「大変申し訳ない」と感じています。
自分は恥ずかしながらその認識が遅く、2015年からようやく社会活動を始めたのですが、もはや今の政治で社会を良くすることは難しく、国の独立条件である「食」「エネルギー」「経済」「情報」などの実態を担う産業(企業)から変えていくしかないと考えています(政治を変えることを諦めたわけではありません)。
その観点から、これまでの仕事を社会活動にも活かせないか?と模索を続け、来年1月開始の自分の会社のビジョンには「日本再生は企業から」、ミッションには「企業再生はブランド理念から」を掲げ、ブランディングと企業(産業)を通じて、社会を少しでも良くしたいと考えています。
多くの大人が社会問題に無関心のように感じ大変遺憾ですが、自分の社会活動の仲間たちや、少しでも社会を良くするために活動している大人たちも、実際には沢山います。
自分も含め、そういったある程度の世代で、社会や未来を思う大人たちの気持ちは「全ては次世代の為」です。
こういう大人たちもいることも知って頂き、みなさんの未来も自ら切り開いていってほしいと思います。