INTERVIEW
YAMAMOTO TATSUNORI

山本樹伯

株式会社マルコローナ 代表取締役 https://matildadept.com/

略歴

文化服装学院のファッションビジネス専攻を卒業。株式会社ヒットマン(海外製婦人靴の輸入代理店)に正社員として新卒入社。輸入及び卸しの営業として5年間勤務し、27歳の時に株式会社マルコローナを設立。株式会社そごう・西武 / 株式会社阪急阪神百貨店 / 株式会社大丸松坂屋百貨店 / 株式会社ジェイアール東海高島屋 / 株式会社三越伊勢丹ホールディングスなどの小売企業からオーダーを受注し、ヨーロッパやアメリカなどのインポートブランドを輸入して卸す。2020年12月12日(土曜日)に自社運営のオンラインストア MATILDA DEPT.(マチルダデプト)をオープン。2022年10月14日(金曜日)にWorldwide Shipping(ワールドワイドシッピング)をスタート、海外への輸出を開始。

現在の仕事についた経緯

新卒で入社した輸入代理店の営業で学んだ経験を生かし、ヨーロッパやアメリカのインポートブランドを輸入するための法人を設立しました。東京の表参道にショールームを設け、コロナ過の少し前まではシーズン毎に展示会を開き、ミラノ(イタリア)のMICAM(ミカム)と MIPEL(ミペル)や、パリ(フランス)のWho's Next(フーズネクスト)などといった海外の合同展示会でもオーダーを受注していました。コロナ過以降はエンドユーザー様からオンラインストアの開店やPOP-UP STORE(ポップアップストア)展開のリクエストが多くなったため、BtoCのビジネスもはじめて手掛けることにしました。

仕事へのこだわり

メインの生業はDistributor(ディストリビューター)です。どこの国のどんなブランドでもクライアントからリクエストのあったブランドは出来る限り輸入します。その傍らでAgent(エージェント)の依頼も承っており、バイヤーなどから様々な要望を受けています。
ステイホームの規制が緩和されてからは、百貨店やショッピングビルへの出店やイベントの展開を希望するブランドも増えてきたため、契約が完了するまでの商談や手続き、そしてオープン準備の設営なども請け負っています。
コロナ過に入るまでは半年に一度、ファッションウィーク中のフェアーやショールームでの仕事のためフランスのパリへ出張しており、2024年の春からまた再開する見通しです。
既に日本国内で多くのショップが取り扱っているブランドではなく、できるだけ日本初上陸となる海外のブランドを中心に輸入するようにしています。

若者へのメッセージ

成功者ではないのでエールやアドバイスを送るような立場にはありませんが、何らかの形で起業などの独立を目指している若い方は、遅くとも20代後半までにはある程度の覚悟を決めて一歩足を踏み出すことを推奨します。
私は27歳の時に自分が代表の法人を設立しましたが、もしも30歳を超えている時でもそれができたかと問われると、もしかしたら難しかったかもしれません。
20代の時は「きっとなんとかなるだろう」という希望的観測だけで無策のままどんな事でも失敗を恐れずに動くことができます。20代は海外のディレクターや代表を前にしても怯むことなく自分の意志を通せますが、30代となると様々な経験を経て怖さを覚えてしまうため、勝負を避けるようになり安全な道を選ぶ傾向にあります。
もちろん同世代で同時期に起業した同業者たちも、6割以上は数年で破綻し、成功は全く保証できません。これからの時代はこれまでよりもよりハードルが高くなってしまうと思うため、「うまく行く」というエールを送ることはできません。
ただ先送りにしていくとさらにそれが厳しくなっていくため、やるのであればできるだけ早く行動に起こすことをおすすめします。