INTERVIEW
YABUNAKA KEISUKE

藪中桂佑

株式会社ethica 代表取締役CEO https://ethicalflower.co.jp/

現在の仕事についた経緯

大学卒業後は都市銀行に入社し、その後人材系の業界に入っていきました。
これらの経験からさまざまな法人様に向けて経営およびHR支援を行ってきたのですが、この領域においてさらに大きな価値を提供したいと思ったことが、起業の道を選んだ最初のきっかけです。
その後、予定通り経営・HRコンサルティングを行う株式会社laurusを設立。
しかし、大企業様の経営戦略や中長期計画の策定などを行う中で、SDGsの戦略設計をオファーされることが増えてくると「はたしてSDGs戦略は一般の方にどこまで伝わっているのだろうか」という思いが強くなっていきました。
そこで、たとえ小規模でも「サステナブル」という文脈で一般の方にもわかりやすいようなビジネスができないものかと考え、エシカルフラワーの製造・販売を行うethicaを2022年に立ち上げた次第です。
「エシカルフラワー」とは弊社が商標登録をした商品で、規格外の花や、何らかの理由で廃棄処分予定の花を独自の技術によりドライフラワーに加工したものを指します。
ethicaでは、そのエシカルフラワーを個人向けに販売したり、企業向けのタイアップ商品として納品したり、あるいはその花を用いて空間装飾を行うといった事業をしています。

仕事へのこだわり

「正しいことを正しく行う」をモットーにしています。
昨今、経営資源といえば「ヒト・モノ・カネ」に「情報」を加えた4要素がよくあげられるようになりました。
よって、誰もがさまざまな情報に簡単にアクセスできるようになった今こそ、事業の透明性を含め、本当に正しいことを行っているというスタンスをユーザーに理解して頂くことが重要だと考えています。
それは「エシカル」という領域の事業を営む弊社だからこそ、特に感じることかもしれません。
また、弊社や私の行いが少しでも世のため人のため、あるいは世に存在する法人様のためとなり、今の世の中を1mmでも1cmでも前進させたいという思いも非常に大切にしています。
営利ビジネスを行う以上、しっかりと利益をあげ、社会の公器としての役割を果たしていくことはもちろんですが、事業における根本的な価値観はやはり他者貢献にあると思っています。

今後の目標

今後とも「エシカル」という領域で、少しでも社会や地球、人間のためになるようなサービスやプロダクト、ビジネスを作っていきたいと考えています。
「エシカルフラワー」の後に続くようなものをいち早く生み出せるよう、邁進して参ります。

若者へのメッセージ

世の中には数多くの仕事があり、その1つ1つに大切な意味や意義があります。
その中でも皆さんにはぜひ、身の回りの家族や友達といった大切な人達に「自分はこんな仕事をしていて、こんな風に世の中の役に立っているんだ」と誇れるような仕事に就いて頂きたいなと思います。