INTERVIEW
WATANABE RIKIYA

渡邉力野

株式会社XENOVA 代表取締役 https://xenova.shop/

略歴

2000年生まれ。大分県出身。大分高校特進科を卒業し、大学入学と同時に上京。2020年7月、大学在学中にコンピューター関連事業で起業し中退。2022年4月、株式会社XENOVA設立。現在は本業のXENOVAブランドの運営だけでなく、実家の建具工事業会社の人材確保・再建を行う。女性向けサブスクリプションサービス会社の立ち上げにも注力。

-現在の仕事についた経緯-

私は幼い頃から機械をいじるのが好きで、夢は航空自衛隊の戦闘機パイロットになることでした。
しかし、中学2年生の頃から「社長になること」が夢に変わっていきました。
決意を固める大きなきっかけとなったのは、高校2年生のときに株式会社TEAR代表取締役の冨安徳久さんに出会ったことでした。徳久さんの情熱に憧れた僕は、「実業家として成功する」という現在の目標に向かって起業を目指すようになりました。

実家はちょっと特殊な建具工事業の会社で、父の会社を継ぐという選択肢もあったかもしれませんが、自分の力でチャレンジしたいという思いが何よりも強くありました。

-仕事へのこだわり-

私が運営する「XENOVA」ブランドは、機械やゲームに強い関心があった私自身の経験から生まれました。既存市場の製品は、多くが部屋の空間を壊してしまうようなデザインでした。それを解決するために、「部屋の空間を壊さず引き立てる」をコンセプトに、ゲーミング家具を扱うブランドとしてスタートしました。

また、初期の段階から、ゲーミング家具と同じく、Esports産業と親和性が高いPC事業も開始しました。XENOVAのPCは全て自社製造です。現在では提携先も増え、PCと家具のブランドとして業界内での認知度も高まっています。

私は、立ち上げ時から常に意識してきたことがあります。それは「言うだけなら無料」という考え方です。
相手に対して何か望みがあるとき、それが実現困難な要望であっても、まずは相手に伝えます。ただし、相手にとって全く利益のないことは主張しません。どんなに難しい話でも、自分でダメだと決めつけずに伝え、行動することが大事だという意味です。
我々のような小規模の企業でも、次々と大手企業とのコラボレーションを行うことができるのはこの姿勢のおかげだと思っています。

-若者へのメッセージ-

正直に言うと、このコーナーには少し戸惑っています。なぜなら私は現在22歳で、他の先輩経営者の方々と比べ、経験も浅くアドバイスできるような立場にないからです。

しかし、先輩たちの言葉を借りて言いますと、「行動が大事」と伝えたいです。どんなに小さな事でもいいと思います。私もまだまだこれからたくさん行動し、たくさん失敗すると思います。でも、その先に掴みたい未来は待っていると信じています。

アドバイスというより、「同じ若者同士、一緒に頑張りましょう!」と伝えたいです。