INTERVIEW
WATANABE MASAKATSU

渡辺征克

ヒューマン・ブラザーズ株式会社 代表取締役 https://humanbrothers.co.jp/

略歴

1996年に大学卒業後、大手ビデオレンタルチェーンのCCCに入社。店舗出店企画室にて従事。1999年に父親が経営する会社へ転職。その後、2006年に自身が代表を務めるヒューマン・ブラザーズ株式会社を設立。その間、MA・MBAを取得。現在は全体最適マネジメントモデルをもとに、コンサルティングを展開。著者に『医療・社会福祉法人「経営変革の教科書」』、『よく分かる石油業界』(日本実業出版社)がある。

-現在の仕事についた経緯-

サラリーマン時代に兄から月収を聞かれたので答えたところ、「今日の3時間のセミナー報酬と一緒なのか」と驚愕の一言がありました。当時は兄がどのような仕事をしているのかわからなかったのですが、コンサルタントとして活躍していることはなんとなく知っていました。
兄がクライアントさんから信頼されていることや、悩んでいる組織や人へ価値あるコンサルティングを提供することで幸せになっていく過程を目の当たりにしたことが、現職へ就いた経緯です。

-仕事へのこだわり-

当社のサービスコンセプトにも掲げていますが、常に「ワクワク」し続けること。そして、それを発見していくことにこだわり続けています。ここでいう「ワクワク」とは様々な意味合いが含まれています。
例えば、「明日も職場に行きたくて行きたくて仕方ないですか」とクライアント先で質問をしても、大半の方の返事は「NO」です。かと言って、「今、プライベートでワクワクしていることは何ですか」と質問をしてもこれもまた大半の方は即答できません。一般的に人生の時間配分は2〜3割が仕事、プライベートが6〜7割と言われています。どうせなら、仕事もプライベートも「ワクワク」した方が良いですし、その方が人生も豊かになると思います。
このような価値観をもとに、クライアント先だけではなく社内においても「ワクワク」するための考え方とやり方を自ら習得する支援にこだわっています。

-若者へのメッセージ-

今から20年前に大変お世話になった方から、「神様はその人に乗り越えられない壁は与えない。だから、必ずその壁は越えられるんだよ。そして、超えた人が次へのステップに上がるんだ。」と言われたことが心に強く残っています。
人生の中で必ず壁にぶつかることがあると思いますが、それは絶対にその人自身が乗り越えらえる壁です。私も幾度となく大きな壁にぶつかりましたが、「自身で乗り越えられない壁はない」と念頭に置き、周りにも支えられながら乗り越えてきました。一人で考えても乗り越えられない時は、勇気を持って相談してみる。そして、覚悟を決める。あとは実行するのみです。
根性論ではなく、壁を乗り越える過程を通じて、自身の考え方やものの見方が変わります。その結果、間違いなく幸せで豊かな人生を送れます。大きな壁にぶつかった際には是非思い出して欲しいです。