INTERVIEW
WAKUDA KEITARO

和久田恵太郎

ホンキジク 代表 https://honkijiku.com/

略歴

日本大学法学部を卒業後、大手外資系メーカーにて営業、プロモーション業務に従事。業界初のビジネスモデルを構築後、人材育成業界へキャリアチェンジ。コンサルティング部門責任者として研修設計から組織開発の企画と実行を行う。5年連続目標を達成。その後、ヘッドハンティングされ、企業向けグローバル人材育成コンサルティング企業の立ち上げに参画、拠点責任者として6年務める。その他、研修講師、コンサルタント、コーチとして活躍。「本気で変わりたいと願う人を、必ず変える」という信念のもと、これまで1万名の支援実績を通して、独立。ホンキジクの代表として、ビジネスとキャリアの両面で成果が出るまでの伴走を続けている。プライベートでは、小学校教職員内コミュニケーションワークショップや保護者向けのコミュニケーション講座も実施。

現在の仕事についた経緯

外資系メーカー会社員時代、シェアは日本一でしたが、「人が辞めていく」「評価が人の好き嫌いでされる」この2点に問題意識を持ちました。人や組織で活躍できるサポートをしたい、成長したいという思いから、人材育成コンサルティング会社へ転職し、営業、研修開発、研修講師を経験しました。
管理職として自信を失うも、コーチングと出会い、弱い自分を力に変える術を手に入れ、目標達成し続けました。その後、ヘッドハンティングされ、海外でビジネスができる人材の育成に拠点責任者として従事しました。
自分の志や価値観(自分ならではの価値を追求、発揮する)と向き合った末、人が変化成長する機会をど真ん中に事業をしたいと思い、現在のビジネスに取り組んでいます。

仕事へのこだわり

大きく3点です。「全力投球」、「自分ならではの価値を出す」、「諦めない」。
「全力投球」とは、物事に対し集中して取り組むことを意味します。たとえ与えられたことが自分の意にそぐわなくても「周りの期待に応えないと自分の価値はない」と思っていたので全力で取り組みました。言い訳することが嫌いな性格もあり、「やってから考える」をポリシーにしてきました。その結果、自分に厳しく認めることができず苦しんだ時期もありましたが、自ら自分を律することで成長し続けることができたと感じています。
「自分ならではの価値を出す」は、どんな仕事でもプラスアルファで返すことを意味します。仕事の価値は相手が決めます。相手に喜んでもらうためにどうするかを考えていくと、相手の要望に応えるだけでは不足しており、自分なりに創意工夫してお返しすることを実践してきました。自分なりにそれができるようになって仕事が楽しくワクワク動かせるようになりました。
「諦めない」は、何があっても最後までやり遂げるという意味です。やり遂げないと次のステージにいけないからです。たとえ成果が出なくても、諦めずやっていれば得られるものは「学び」です。常に自分の人生は成長しかないというマインドで取り組んでいます。昔からスポーツのテニスをやっており、相手に負けることより自分に負けることが一番嫌なので向き合ってきました。不器用ですぐにうまくできるタイプでもありません。だからこそ、相手の気持ちがわかると思っていますし、そんな目の前の相手にこれからも価値貢献していきたいと強く思っています。

若者へのメッセージ

一番伝えたいことは「環境にこだわってほしい」ということです。
環境とは、夢を達成するための手段です。具体的には、目標、人間関係、やることを指します。環境にこだわってほしい理由は、人間は環境次第で成長スピードもが変わるからです。のんびりこのままでいいという方は今のままで良いと思います。変わりたいと思うのでしたら環境にこだわってください。
私はこれまで「弱い自分」「ダメな自分」と向き合い、そんな自分を変えたかったから成長できたと感じています。自分と向き合ってきたこともありますが、素晴らしい経営者さんの中に身を置きました。事業を成長させたいと思ったからです。素晴らしい方の思いや志を聞いて、目標もどんどん上がって行きました。視野が広がりアドバイスをもらえたからです。
これはあくまで私なりの考えですが、「誰と」付き合うかで、やることが全く変わります。一流を目指したければ、一流が集まる場所で努力した方が効率的です。
自己流を貫くのも選択の一つです。ただ、皆さんが夢を本気で達成したいと思うのであれば、がむしゃらに頑張るのではなく、ふさわしい環境を選んで努力していただきたいです。その方がきっと楽しいですし、未来の自分にワクワクすると思います。