INTERVIEW
UEHARA KAION

上原回恩

株式会社KAION 代表取締役 http://kaioninc.com/

略歴

横浜出身、5歳から社交ダンスを競技として行っており、横浜中区ダンススポーツ大会「ジュビナイルラテン部門・スタンダード部門」総合優勝。三笠宮杯出場。
2019年:シェアリングバイクサービスKICCを立ち上げる。UWC ISAK JAPAN卒業。Blockachain summit 2019登壇。
2020年:株式会社Reapra Japan にてCatalystを務める。一般財団法人活育教育財団にてカリキュラムコーディネーターを務める。Blockchain summit 2020(STO編)登壇。衆議院会館にて「次世代に繋ぐ古民家価値化シンポジウム」登壇。
2021年:仮面舞踏会事業「MASQUERADE」立ち上げる。
2022年:企業向けリード&フォロー研修販売開始。株式会社Lions Gate CMOを務める。コミュニティハブ THE BASEを立ち上げる。
2023年:株式会社KAIONを設立。

-現在の仕事についた経緯-

幼少期から社交ダンスをおこなっていたことから、もっと「心踊る世界」を創りたいと思い始め、仮面舞踏会を始めました。

子供の一番最初の胸キュンを応援する「馴れ初め舞踏会」から始まり、20~30代の見た目ではないダンスによる相性でのマッチングに特化した「仮面舞踏会」、そして結婚した夫婦の記念日をお祝いする「記念日舞踏会」と、生涯の人生に踊りが常にあるような事業展開をおこなっております。

軽井沢という小さくとても濃いコミュニティでこのような事業をおこなっているため、様々なお声がけを頂くのですが、ここ最近は今までのソフトな世界観を固定の場所で飲食店という形で展開できないかと考え、店舗経営をおこなっております。
舞踏会と聞くと一見ハードルが高く感じてしまうこともあると思いますので、よりカジュアルに飲みながら踊れるサルサバーのような「みんなの踊り場」というコンセプトを掲げております。

-仕事へのこだわり-

このような世界になったら「わくわくする!」と、18歳で起業してから常に夢を見続けてきました。

とんでもない量の人たちと会い名刺交換をし、22歳の頃には、3000枚以上のお名刺を頂いていました。自分は比較的鈍感な性格で、夢をバカにされていても気にならないというか、気づいていない性質を持っているので、怖がらずにどんどん人に話すことができました。
今となり振り返ると、ボーボーに火が燃えていたあの頃の自分に、いくら霧吹きをしても焼け石に水なので、全く意味がなかったということだと思います。

昔レゴを組み立てるのが好きで、よく時間も忘れて没頭していていました。時間という圧倒的な制限からまずは外れて、没頭して何かを制作する時間がとても大事だと気づきました。よく企画資料を永遠と作るのですが、没頭はスキルです。いわゆる「ゾーンに入る」という言い方もできますが、これはスポーツをやっていればどんどん鍛えることができます。

次に自分の夢の制限となっていたのが「重力」です。常に地上に立たせようとする作用はとても気に食わないです。
社交ダンスでの美しいと言われる姿勢は「重力をいなしている状態」と定義されます。つまり背骨にスーと線が通った軸を意識した型です。

私が事業展開する上でのこだわりは「時間・重力」からの解放です。
圧倒的なエンターテイメントを通して時間を忘れ、社交ダンスのエッセンスを取り入れ、そこにいる人々全てが重力をいなせるようになるコンテンツを作り込む。こういったコンセプトを事業を作る際のこだわりとしています。

今でもなお、夢を語り続けています。
最近では仲間たちも増え、各々自分の夢は持ちつつも、共通のワンピースをふわっと目指しています。しかもそのワンピースを目指す上での絶妙な緩さがうちのスタイルとなっており、周りからは楽しそう!と言われることが増え、次第にそれは文化となり始めています。

-若者へのメッセージ-

『火を決して絶やすでないぞ』
※キングダム(著:原泰久)より、麃公将軍が死ぬ間際に言った言葉です。