INTERVIEW
UCHIDA KOTOMI

内田琴美

salon de create 女性起業家・オンラインサロン主宰 https://note.com/kotomi_uchida/n/nedff46677a84

略歴

早稲田大学文化構想学部卒業。株式会社リクルート入社。事業企画、営業企画に携わり、入社3年目で本部表彰受賞。2019年に独立し、起業塾講師、全国でのセミナー・勉強会の開催、女性起業家のためのオンラインサロン「salon de create」を立ち上げ、累計1000名の起業女性・個人事業女性にビジネスコンサルティングを提供。法人向けには新規事業立ち上げ支援や秘書派遣事業・女性社外取締役派遣事業などを通して、女性のキャリア形成支援事業を行う。学生出産。一児のママ

-現在の仕事についた経緯-

早稲田大学在学中、NPO法人でインターンをしていました。当時19歳でした。
仕事があまりにも面白くて、しまいには大学を休学までして、週に5日仕事にフルコミットするようになっていました。
その時に感じたワクワクと高揚感が私のキャリアの原点です。

プライベートではインターンを通して知り合った元夫と結婚をし、21歳で学生出産しました。
まだ0歳の息子を保育園に預けながら大学に通い、隙間時間でアルバイトと、更にその隙間時間で就職活動をしていました。笑

NPOのインターンをして感じていた「生き生き働く人が増えてほしい」という思いから、人材業界No.1のリクルートに入社しました。
その後独立をして、状況に応じて事業は変われど、今に至るまで一貫してキャリア支援のお仕事をしております。

-仕事へのこだわり-

自由な働き方の選択ができる社会の実現です。
その為に新卒で業界No.1のリクルートに入り、叶えたいことの解像度が上がったので独立をしました。

原体験として私自身が、子連れ就活→新卒でワーママ→離婚して資金ゼロで独立→大好きな息子と別居(現在は都内で一人暮らし)を選択しており、1人の女性として、妻として、母として、色々なアイデンティティを持ちながらも望む働き方を選択し続けることへ猛烈な恐怖と孤独を感じてきました。(女性が自分らしいキャリア選択をすることはマイノリティになることでもあると感じています)

だから私は、その道を楽にしたいのです。
おそらく自分のために、そしてあとに続く方たちが少しでも楽になったらいいなという希望を込めて。

そもそも女性は、働く/働かない/結婚する/しない/子どもを産む/産まない/キャリアを続ける/続けない/と人生の選択肢が多いですよね。
一般的な幸せ論=結婚して家庭を築くのが幸せ、という思想が根強い中で「自分は本当はどう生きたいのか?」なんて分からなくなって当たり前だと感じますし、一般論から外れた生き方を維持するのもかなりハードで相当の精神力が必要だと感じています。

私はたまたまそれをやっておりますが、人間そんなに強くならなくていいと思うのです。それでいてもっと自由に生き方・働き方を選択していって欲しいのです。
私は先陣を切って働き方の多様性を作っていきたいと思いますし(やれる限りは…)、それを叶える仕組みを組織として作っていきます。
やらないといけないし、やっていきたいと思っています。

-若者へのメッセージ-

人とは違う選択肢をとるとき、反対する人が現れるでしょう。
それはあなたにとって、とても大切な人かもしれない。

人とは違う人生を生きたいと思った時、いろいろな感情を感じることになるでしょう。
それはワクワクよりも、恐怖の方が大きいかもしれない。

大切なものを失うリスクを負ってでも、人とは違う恐怖を感じてでも、「あなたはその人生を選択しますか?」と私たちは常に試されています。

経験上、一つだけ感じていることは、いざという場面でリスクや恐怖を選択できる人が、本当の自分の人生を生きられる人かもしれません。