INTERVIEW
TEMMA YUKA

天満由佳

一般社団法人80億RITAプロジェクト 代表理事 http://8billion-rita-project.or.jp/

略歴

同志社女子大学卒業。新卒で大手生命保険会社の指導職養成のための本社営業部に入社。営業を2年経験し、指導トレーナー、チーフトレーナーを経験。在職中に阪神淡路大震災で被災。結婚、出産後に退社。数年後、語り部活動を経て防災士に。その後、脳を活性化させることができる縄文式健康法に出会う。自分のトラウマが激減したことを機に、これを災害時のメンタルヘルスとして広めたいと防災活動と施術所を開設。理事の藤川とともに一般社団法人80億RITAプロジェクトを立ち上げた。

-現在の仕事についた経緯-

家族や友人、大切な人、そのまた大切な人が笑顔になるようにという想いで、約20年間、防災と手話に関する活動をしてきました。そして、自分で自分の脳を活性化して自分自身を整える健康法(今は縄文式健康法と名前を変えて活動中)の講座で、私と同じ想いで約17年間、見えない世界での防災や様々な活動をしてきた藤川夫妻と出会いました。

志が同じことから、一緒に活動する機会が増える中で、「地球人口の80億人が利他の心になれば、地球は救える」という言葉を受け取り、2023年4月に一般社団法人80億RITAプロジェクトを立ち上げました。「人は人のために生きる!」を理念として、地球と人が笑顔になれるように活動中です。

-仕事へのこだわり-

阪神淡路大震災で被災して、何度も「死ぬかもしれない」という恐怖に襲われました。家族の死に触れ、多くの方の生死を知り、生き残った私は「生きている」のではなく「生かされている」と実感しました。

被災時に在籍していた金融の世界では、毎月の成果に追われ、人と競争し、他社と競争し、終わりのない競争社会の一員として生きていました。社会全体もそうでした。その結果、環境も破壊して、災害も増え、結局自分たちの家や命まで危険にさらす状況になってしまっている気がします。

被災後、色々なことが重なってうつ状態になった経験を振り返ると、当時は利己的に生きていて、常に被害者意識を持っていたように思います。その後、名古屋でのご縁をきっかけに被災体験の語り部を依頼され、防災の道へ進むことになりました。防災の分野に関わってからは、私が伝えることで「助かる命があるかもしれない」「事前に知って備えて、大切な方の笑顔を守ってほしい」と、自然と利他的な思いで活動するようになりました。

災害や戦争など不安の多いこの時代を心身ともに健康的に生きるためには、仕事にも利他の心が必要です。目の前の方や間接的に関わる方、自然、地球など、多くの幸せを考えて仕事をして、それを成すことで、自分も幸せになると感じています。

現在は、同じ志の仲間が増えてきました。各自の得意分野を生かした、防災、手話コミュニケーション支援、縄文式健康法の普及や施術者の養成、量子波動器の体験会や機器の販売などを通じて、地球人口の80億人全員が、できる限り健康で過ごせるように、笑顔でいられるように、命を輝かせられるように、そんな社会を目指して活動をしています。

-若者へのメッセージ-

時代の変わり目で、一人一人の生き方や在り方が問われる時代が来ると言われています。利己の時代から一転、利他の心がなければ地球も人も生き残れないかもしれません。自分のために、大切な方のために、1人でも多くの方に利他の心の大切さを実感して欲しいと思います。

そして、利他の心を持ってAIに触れてください。私達の生活はたくさんのAIに関わっています。利己的にAIを使うと利己的なAIになるでしょう。とても恐ろしい未来が予想されます。利他の心を持ってAIに接すると、利他的なAIになるでしょう。とてもやさしい未来が予想されます。

利他を難しく考える必要はありません。例えば、エレベーターで「何階ですか?」と声をかけるだけでも良いのです。(それは“してやった”と思わないですよね?)“してやった”ではなく、まず簡単にできることから始めてもらえたら嬉しいです。日々の挨拶に、ニコッと笑顔を加えるだけでも素敵です。投げかけたものが返ってくる世界、人を笑顔にすることが、巡ってあなたを笑顔にしてくれると私は思います。そんな仲間が増えると、笑顔はどんどん広がります。未来は自分が創るのです。素敵な未来を創ってください。