INTERVIEW
TANAKA SOTA

田中颯太

株式会社ESSEOTIA 代表取締役社長 https://www.esseotia.com/

現在の仕事についた経緯

父が料理人だったため、「父に勝ちたい」という一心で日本一の料理人を志しました。
18歳で単身イタリアに渡り、現地では日本人最年少でミシュランレストランに入店、帰国してからは「Bulgari Il Ristorante Luca Fantin」に最年少で入りました。
しかし、そんな一流レベルの店を渡り歩いてきて思ったのは、同僚達との圧倒的な熱量の差でした。
いわば父を負かしたいという理由でこの道に入った私が、心の底から料理を好きな人達に囲まれて働いていることに違和感を覚え始めたのです。
その後まもなく、渋谷でトップクラスのコンサルティング会社とご縁があり、スカウトを受けて同社へ入社しました。
料理人の頃から経営については学んでいたので、会社では座学以外の部分を実践で身につけていき、社内では常に成長率1位をキープ。
その後、独立起業に至ったという流れです。
もともとはインフルエンサーマーケティングに主眼を置き、インフルエンサーと企業様を繋ぐ仲介役を担っていましたが、さらに徹底的なデータ分析に基づいたマーケティング戦略立案に手を広げ、現在はSNS運用代行を主軸事業として行っています。

仕事へのこだわり

弊社の社訓は「善意 誠意 熱意」です。
とにかく自社の利益ではなく、お客様の利益を追求することをモットーとしています。
たとえば、Instagram運用の案件でアカウントを見守っていると、「もう少し動画の比率を増やした方がいいな」という風に感じることがあります。
そんなときは、たとえ当初の契約より納品数や作業量が増えたとしても、サービスで動画をプラスするなど、真にお客様のためになる施策を優先的に行っています。
信頼を得ることは、一時の利益を得ることよりも貴重だからです。
この社会は、どんなに優れたサービスを生み出し、他社との差別化を図れたとしても、それだけではお客様はついてきません。
だからこそ優れたサービスを提供しながらも、しっかりと信頼を勝ち取っていくこと。
それが弊社のこだわりであり、この点さえ突き詰められればお客様は必ず増えていくと信じています。

今後の目標

現在掲げている目標は2つあります。
1つ目は、会社の上場です。
2つ目は、完璧なマーケティング会社になることです。
現状はSNS運用、Webマーケティング、インフルエンサーマーケティングと3点のサービスを提供していますが、これは弊社の中でも絶対の自信をもってお客様にご提示できるのがこの3つだからです。
マーケティングには他にもさまざまな手法がありますが、それらは弊社でお客様に提供するに至らない不完全なものと認識しています。
今後はその不完全な領域の手法にも磨きをかけ、「マーケティングならESSEOTIAに頼めばなんでも対応してくれる」とお客様から思って頂けるような、完璧なマーケティング会社を目指したいと考えています。

若者へのメッセージ

私もまだ23歳の若輩者ですが、下の世代の人達によく言うのは、自分の時間単価を上げてほしいということです。
たとえば一般的にアルバイトをした場合、時給は大体1,000円程度でしょう。
つまり現状のあなたの社会的な価値は、1時間あたり1,000円ということになります。
しかしあなたが1時間1,000円で働いている一方で、1時間10,000円で仕事をする人も世の中にはいます。
このギャップを埋めるためには、一体なにが必要なのか。
そのことを意識ながら過ごしていってほしいのです。
そうすれば効率的にお金を稼げますし、残りの時間で自分のしたいことも満喫できて、より濃密な人生を送れると思います。