INTERVIEW
TAKENOBE KAZUKI

竹延和希

株式会社竹延 代表取締役 http://www.takenobe.co.jp/

略歴

大学卒業後、2年間運送業に従事。2005年、株式会社竹延に入社し現在に至る。

現在の仕事についた経緯は?

大学卒業後、内定していた企業を自己都合で辞退していまい、お世話になっていたバイト先の運送屋で2年間従事していました。しかし退社する半年程前から、頑張れば頑張っただけの評価をしてもらえる仕事に憧れをいだき、当時副社長だった父に相談した事が始まりでした。それまで父からは『ペンキ屋』としか聞いていなかったので、詳細不明のまま入社しイメージと現実とのギャップに驚いたものです。
覚える事の多さ、目標達成する難しさ、安全管理、その他色々心が折れそうな時期もありましたが、過ぎ去ってしまうと全てが自分の宝になっています。
今となっては天職と言っても言い過ぎではないかもしれません。

仕事へのこだわり

私は普段従業員に、『相手の立場になって考えてみたら』とよく言います。
例えばトラブルやクレーム等は仕事をしていく上で一定数発生してしまうもので、その時にどうすれば相手は理解してくれるか。許してもらえるか。誠意は勿論、その後のフォロー含め、相手の気持ちをいかに理解して行動できるか、仕事をしていく上で重要視しています。
また人と差を出す為に意識している事があります。老若男女•金持ちかそうでないか問わず、この世の全てにおいて平等である時間、つまりスピードで差を出す事です。得意先に提出する見積書一つとっても、期限は一週間。期限内に提出するか、当日遅くても翌日に提出するのとでは相手の印象は違います。
『あの人にお願いしたらすぐ提出してくれるから助かる、だから仕事をお願いしたくなる』いかにそう思ってもらえるか。皆に平等だからこそ、差をつけると目立ちやすく評価されやすい。勿論、内容(質)があっての事もありますが、『スピードは感動を生む』と思っています。仮にその時の内容が不十分だったとしても、普段からスピードを心掛けクセづけておけば、相手からも許してもらいやすいですしね。
即レス•即対応•即フォロー、私が大事にしている仕事のこだわりです。

若者へのメッセージ

入社して間もない頃は自分が出来ることはごく僅かです。それこそ最初の数ヶ月は会社にとって何の力にもなれない事に無力さを感じながらも給料を頂く。それが当時の私にとって非常に歯痒く、早く一人前になりたいと思ったものです。あの頃を思い出し、今になって考えてみると、何年経っても変わらない大切な事があります。
よく言われる『報連相』、それも最速で伝える事です。
これがきっちり出来ているか、出来ていないかで企業の体質が良く分かります。仕事で失敗しても、上司に即報連相が出来ておれば後のフォローは如何様にもできます。その失敗事に相手が絡んでいるような場合は特に大切です。例え最初は小さい問題だったとしても、後になって大きくなってしまう事も多分にあるものです。
この報連相がなければ失敗した本人に全て責任がいってしまう。しかもそうなれば、いずれ失敗事なんてバレてしまうもので、その時には時すでに遅しという事に。
自身の負担軽減の為にも、失敗事や困り事等は上司に可能な限り最速で伝えるようにして下さい。余程の事でない限り困っている部下を放ったらかしにする上司はいないでしょうし、普段からそういったコミュニケーションが出来ておれば上司も部下を誇らしく思ってくれます。有事の際はきっと貴方の助けになってくれるでしょう。
また新入社員の方であれば、それこそが一番の仕事かつ会社への最大限の貢献かと思います。