INTERVIEW
TAKEDA KATSUHIRO

武田克広

コダワリノイエ 代表 https://www.kodawarenoie.com/

略歴

町田ひろ子アカデミー卒業。アトリエ系デザイン事務所 We+fvisionに入社。主に集合住宅のデザイン監修業を5年間経験。リノベーション会社の株式会社オクタに入社。個人宅のデザインリフォームを5年間経験したのち、大手建築会社に入社。本社設計部にて、施主宅の設計・デザイン、商品企画を3年間経験。2020年、独立。現在は、オンラインにて全国の住まいづくりをサポートするサービス、『コダワリノイエDesign』にて、お施主様に寄り添うコダワリの家づくりを行っている。

-現在の仕事についた経緯-

私が生まれ育ったのは高知県の大月町という、とっても田舎な町です。地元ではインテリアやデザインといった言葉を聞く環境は無く、デザイナーなんて会う機会もありません。東京で家造りの仕事を経験する上で、地元の家造りと東京の家造りの違いが気になっていました。
そして地元が大好きという事もあり、いつか地元に関わりたいと思っていました。
コロナ禍でオンラインが全国的に普及した事で、“オンラインで地方・田舎の家造りに関われるのでは?”という所から、今のサービスを考え始めました。
もう1つ、理由があるのですが、長くなるのでこの辺で。

-仕事へのこだわり-

こだわりは2つあります。
1つ目は、「暮らしは住まい人ありき」この言葉を常に意識しています。
いい暮らし、いい住まいの答えは、住まいを提案する側ではなく、住まう家族が持っていると思っています。なので、ご提案の際のヒアリングは必須で、ここを特別重要視しています。
2つ目は、デザイナーとしての発想力です。
田舎生まれ田舎育ちという、デザイナーとしては異色ともいえるかもしれない部分。大きな自然美が原風景にある事。昔はデメリットのように思う時期もありましたが、他とは違う私の提案・発想力に繋がっていると感じています。

-若者へのメッセージ-

住まいづくりって施主にとって、家族にとって、大切なイベントです。こだわらなくても家は建ちますが、こだわる事で変わる未来は確実にある。
これから新しい住まいを建てる家族には、不安や不満のない家づくりをしてほしい。こだわる事の必要性を知ってほしい。家づくりはもっと柔軟に、変えられることを知ってほしい。こだわって建てる事で、愛着が湧き、大好きな家になる。
「我が家が1番」の家になる、そんなワクワクする家づくりをしてほしいと思っています。