INTERVIEW
TAKAHASHI MASANORI

高橋雅典

株式会社Hakobune 代表取締役社長/CEO https://www.hakobune-jp.com/

-現在の仕事についた経緯-

物心ついた頃から自分の周りにはいつもクルマがありました。行動範囲を拡げてくれる、豊かなライフスタイルの大事な支え。クルマは今でも私にとってそんな欠かせない存在です。
一方で、自動車産業は100年に1度の変革期といわれています。ご存知の通り、クルマ社会には多くの課題があり、とりわけ化石燃料による地球環境への悪影響は待ったなしの状況です。
脱炭素社会の実現は、自動車産業は元より地球で暮らす全ての人々の共通使命といえるでしょう。また併せて、電力需要の逼迫やインフラの不備もこの国の大きな悩みに他なりません。
そうしたモビリティやエネルギーにまつわる数々の難題を根底から解消したい、そんな熱い志がHakobune(ハコブネ)という会社を生みました。

-仕事へのこだわり-

まずは新社会人1年目のコピー取り、お茶汲み(いわゆる雑務)です。最初は当然「こんなことをするために入社したわけではない」と憤っていましたが、徐々に「その環境でベストを尽くそう。どうせコピー取るなら頼まれる前に取ってしまおう。このお茶美味しいじゃんと思ってもらおう。どうせやるならそっちの方が楽しい!」と思うようになって、相手(上司)を観察し、感情を見るようになりました。
次は前職の自動車メーカーでの工場研修です。週ごとの昼勤/夜勤の立ち仕事、かつお世辞にも綺麗な職場とは言えない立ち仕事で、精度を求めれる業務を淡々とこなす…。若かりし自分には相当体力的にも精神的にもハードな担務で、正直早く研修が終わらないかなと思っていました。
しかし、キャリアを重ねる中で経験する苦労に直面した時に、ふと当時のことを思い出します。当時の苦労は自分の中では過去ですが、「今もまさにリアルタイムで会社の仲間が同じ経験をしている。自動車はそういうたくさんの人の想いを紡いで造られていく。自分の苦労なんてそれに比べればなんてことはない!甘えるな俺!」と考えています。
今でもどんな仕事も苦になると思ったことはなく、オフィスの掃除や飲み会幹事も率先して楽しくやっています。

-若者へのメッセージ-

今を楽しんでください。今を全力で楽しんで真剣に生きたら楽しい人生が待っています。頑張ってください。