INTERVIEW
TAKAHASHI HIDEKI

高橋英樹

有限会社泉屋食品 専務取締役 http://izumiyafoods.co.jp/

略歴

大学卒業後、起業2年目のベンチャー企業に就職するも、寝る間も無いハードワークに耐えきれず3ヶ月で退社。その後、第2新卒で日本ハムのグループ企業・関東日本フードに入社。そこで食肉と営業の知識を付けて、27歳で家業・泉屋食品に入る。

-現在の仕事についた経緯-

高校時代から派手で目立つことが好きで、就職でも若い社長が率いるベンチャー企業に憧れて、自分も「華やかでカッコいい社長を目指すぞ」と思っていましたが、現実はそんなに甘くなく、人生初の挫折をしました。
その後、自分を見つめなおした時に、自営業でコツコツ働く父の存在が大きく見えるようになりました。再就活でも家業と同職種の食肉に絞り、新卒時とは逆に、できるだけ大きい規模の会社で時間をかけて勉強をしようと考え、関東日本フードに就職しました。その後、4年間食肉と営業の勉強をして、27歳の時に家業に入りました。

-仕事へのこだわり-

仕事へのこだわりは、サラリーマン時代から変わらず「諦めないで成功するまでやり続ける熱意」です。会社の仕組みや働き方・働きやすさは設備投資や人材育成、システム化で多種多様に変わっていきます。
ただ、私は仕事だけにかかわらず、人生は「精神論」が一番大切だと考えています。本当に厳しい時に踏ん張れる気持ちの強さや、自分を押し通す気持ちはとても大切だと考えます。
これからの時代はAIの飛躍で人が行う業務が減っていく中、人にしかできない「コミュニケーションや精神的強さ」が問われていくと考えています。

-若者へのメッセージ-

失敗を恐れず常に挑戦してください。考えるより行動です。失敗は正せば良いだけで、10回失敗しても11回目で成功すれば10回の失敗は消えて1回の成功に変わります。成功するまで突き進む精神力を付けましょう。
挑戦や成功に至るまでで、自分の気持ちと同じくらい大切になるのが「仲間」だと思います。いい仲間に巡り合い、同じ方向を向いて事業に取り組んでくれる仲間を一番大切にしましょう。
人は人が尽くした分、いつか必ずいい結果を返してくれます。人を大切にできない人にいい人は付いてきません。いい仲間に囲まれて事業を進めることが、成功への一歩になると考えます。