INTERVIEW
TADA YUTA

夛田雄太

CRASCORT株式会社 代表取締役 https://www.big-advance.site/c/200/1281

略歴

在学中にホームヘルパー二級の資格を取り、高校卒業後に近所のグループホームに就職。3年間働けば介護福祉士の資格が取れるため受験し、合格。その後退職し、接客業や営業職を経験して、札幌の某リフォーム会社に就職。その中で営業統括本部長まで昇格。2018年に独立して現在は自社で6年目の経営を続けている。

-現在の仕事についた経緯-

リフォーム会社で働いている際に、さまざまな不動産会社や大手ゼネコンとお話しする機会がありました。しかし職人さんも不動産会社も新築や交換などが多く、なぜまだ使えるのに交換するのだろう?という疑問がありました。
独立後は建物再生に特化したビジネスマインドで、“まずは直す。交換は最終手段。”という理念を掲げ、現在に至ります。
お客様は基本専門外の事は分かりません。故に言い値で高額な交換工事を行う方を大勢見てきました。
日本の空室率や空家率を逆算すると、どう考えても建て替えよりリフォーム再生の方が費用も安価で尚且つ空家問題も解消できるという事から、現在の事業に邁進しています。

-仕事へのこだわり-

・弊社はお客様の不利益になる提案は一切致しません。
・弊社は納得がいくまで調べ、法令に則り施工を行います。
・弊社は仕事を通じて社会貢献活動を行います。
・弊社は新築工事より再生工事が得意です。

日本の空室率、空き家率が非常に高い事からも、あくまで再生・リフォームを目標としております。安かろう悪かろうの施工は一切致しません。どんなに小規模な工事であろうと弊社は全力で取り組み、期待値以上の成果を残します。

この情報社会の中で悪評が立てばすぐに顧客は離れます。しかし、弊社の顧客の約70%以上がリピートされております。工事に関しては細かな報告を行ったり、先にデメリットを伝えたりして、言いにくい事こそ何より先に報告するように社内教育を徹底しております。

また、賃貸マンションは特にですが、外観を見て入居の最終判断をしている方が無意識に多いと聞きます。
外壁塗装工事に関しては、ただ色を塗るだけでは無くART塗装も可能です。例えば白と黒の2色だとしたら部分的にでも塗り分ければ見た目の印象は一気に変わります。ただ塗るのでは無く、ほんの一手間加えるだけでかなり印象は変わるのです。
そのような提案や発信を積極的に行い、お客様と二人三脚の工事ができる事が最大のこだわりです。

-今後の展望-

今後の展望としては幅広い職種のリフォーム業を世の中に浸透させ、建物の事ならまずは弊社に何でも相談して頂けるようにしたいです。お客様との信頼関係を第一に、設備や電気、内装外装など、細かい項目に特化せず、なんでも出来るオールマイティな企業を目指します。
また、IT事業との融合で、今まで手入力だった工数がかかる事をオート化し、見積や報告書の時間短縮を行い、空いた時間は積極的にお客様とコミニュケーションを図り、お客様・下請け・社員、全員から信頼される企業作りを目指します。

-若者へのメッセージ-

今の日本は地獄のような国だと思います。GDPが下がり続け、30年前と年平均収は変わらないのに物価だけが上昇したり、異常気象が続いたり、金利がものすごく下がり昔と違い利息でプラスになる事はないかと思います。その上、Chat GPTやGoogle AIなどの発達で今後更に仕事の幅は狭まるでしょう。
でも悲観しても何も起きません。結局自分で考えてそれを行動に移すか移さないかだけな気がします。
その為には何にでも興味を持ち、実践して、失敗したらその原因を探し、同じ間違いをしないで何度でも挑戦し続ける事だと思います。挑戦をしない若者には未来は無いと思っています。

1を5にするのはトップセールスマンなどで達成可能ですが、所詮、出来上がった組織の中で決められた仕事を頑張れば割と簡単になれる気がします。
しかし終身雇用が期待できない今の時代は、0から1を生み出す力と行動力が大切だと思います。何もない所から何かを生み出す力。これが経営者かと思います。
これからの時代、そういった挑戦する若者の力が必要だと思いますし、挑戦するしないでは今後大きな差が付いてきてしまうと思います。何事も恐れず挑戦し続けて下さい。