INTERVIEW
SUZUKI MADOKA

鈴木円香

株式会社COMARU 代表取締役 https://comaru.co.jp/

略歴

1984年生まれ。徳島県出身4児の母。徳島大学を卒業後、奈良県の総合病院へ助産師として就職。その後保健師を経験し、2020年に助産院まる眼鏡ママ相談室を開設。母子支援や家族のケアの必要性を感じ、2021年に株式会社COMARUを設立。奈良県内の子育て支援に尽力。2022年に周産期特化型の訪問看護ステーションまるまるを開設、発達障害を抱えた方や、それを取り巻く家族へのケアも行い、社会課題に取り組んでいる。

現在の仕事についた経緯

実家から離れた場所で子育てをしながら仕事をする際に、自分自身もうつを経験しました。
母がまるなら子どももまる。地域に根ざした産前産後ケアを行うべく、母子ケアを行なっています。
また、自分の子どもであっても考えを分かってあげられなかった経験から、心の変化を可視化できたら自分自身も周りも今の状態に気づいてあげれるのでは?と想い、『Marumark』を開発。
特性があってもなくても全ての人が生きやすい世界、本当の意味で支えあうインクルーシブな世界を目指しています。

仕事へのこだわり

どこか型にはまらない生き方を求めており、間違っていることが嫌いで、周囲の上司らへ改善案を伝えることもしばしばありました。
行政職へ転職してからも、既存のコミュニティや支援者をつなぐオンラインプラットフォームの構築を目指しましたが、現在の体制では難しく、行政保健師としてできることにも限界を感じました。
そんな中、残業必須の日々が続き、気がつけば倒れるといった事態に。その後、自分自身が持続可能であり、社会課題を解決することができる道として助産院を設立しました。
しかし助産師の価値提供は継続するにはなかなか難しい部分がありました。そこで利用者負担を限りなく0にするために促しながら現在の形に至りました。
今は奈良県広域で開業助産師のマンパワーを駆使したケアを行なっていますが、それだけではまだ自分の求める未来ではないと痛感し、障害が障害と認識されない未来を目指すため、ITという全く初めての業界へ足を踏み入れているところです。

若者へのメッセージ

私自身、全ての点として存在する経験が、線として繋がっていると実感しています。今悩んでいること、そして不安に思っていることなど、全て今のあなたにとって大切なのだと感じております。
焦らず、真っ直ぐ進んでいきましょう!