INTERVIEW
SUZUKI KOJI

鈴木浩二

鈴木浩二ビジネスコンサルタント 代表 https://suzuki-koji-bc.com/

略歴

大学卒業後、トステム株式会社(現在の株式会社LIXIL)に入社。営業部門で37年間勤務し、所長・支店長・部長、副支社長を経験。2021年に退社後、LIXILの代理店様に約1年お世話になり、2022年1月にコンサルタント業として起業し、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

旧トステム株式会社(現在の株式会社LIXIL)では、『企業の成長=社員の成長』と考え、“TQC(Total Quality Control、全社的品質管理)”を全社的に実施してきており、これが業界最大手になれた要因であると考えています。
長年、営業部門でTQCを実践してきた経験を生かして、地域企業様の成長のお役に立ちたいと考え、起業しました。

仕事へのこだわり

奇を衒うのではなく、基本的なことを継続するようにしています。すぐに結果が出ないこともある中で、継続するためには『その活動が正しい』ことを論理的に示さなければなりません。そのためには、事実とデータに基づいた分析がしっかりと行われ、“その活動”はその分析から導かれていることが重要です。
事実とは未来ではなく昨日までの結果ですので、結果のデータ分析をすることが基本にあるはずですが、意外と正しく行われていないのも実態です。したがって、まずはデータ分析のスキルを身に付けることが必要です。
そして業績向上に繋げるために、次のステップとして『TQCによる方針管理』のスキルを身に付けて頂くことが必要だと考えています。社員ひとり一人が、このスキルを身に付け、成長することが結果的に企業の成長に繋がると考えています。
座右の銘である『一人の100歩よりも100人の一歩』は、このような考えに繋がるものです。

若者へのメッセージ

『KKD』という言葉をご存じでしょうか。これは『勘と経験と度胸』の略で、旧態依然としたやり方の代名詞みたいなものです。ヤマ勘はいけませんが、これを物の見方・考え方である“観(人生観・仕事観など)”に置き換えて『観と経験と度胸』(KKD)として、自分の仕事に対する見方や考え方をしっかり持つことが重要です。
仕事で何か決断をするときには“経験”というのが貴重な根拠になりますし、決断には“度胸”が必要です。また、“度胸”は経験値が多い方が付きやすいものです。若いうちにより多くの経験をすることは、必ず後々に自分の糧になります。
皆さんのご活躍を祈念しております。