INTERVIEW
SUGA MICHIYOSHI

菅通悦

株式会社KAMURO 代表取締役 https://yakunai-kamuro.com/

略歴

財務省東北財務局に採用。夜間主コースで東北学院大学商学部を卒業。福島復興局へ出向。退職後に現在の会社を起業。

-現在の仕事についた経緯-

前職で地域活性化のための部署を経験し、加速度的に進んでいる人口減少、地方の衰退を目の当たりにし、危機感を覚えました。育児休業を経験したことにより、組織は自分がいなくとも回るということ、組織の中から出来ることは限られているということが分かりました。
自分にしかできないことは何かを考え、出身地でもある秋田の未来のために行動したいと思い退職しました。秋田で何ができるか考えている時に、同じような志をもった仲間が集まり、法人を設立しました。

-仕事へのこだわり-

前職の時には上司の方から「信頼を築くのは大変な時間と労力が必要だが、失うのは一瞬だ」「常に最悪のことを想定しながら仕事を行え」「根拠のない仕事をするな」「なぜ、なぜ、なぜと深堀りすることで真の原因が見えてくる」「頭で汗をかけ」などと沢山の教えをいただきました。
私は、相手が上司であろうと、きちんと根拠をもって自分の意見を説明することを心掛けてきました。前職では異動が多かったので、幅広い業務を行い、経験を積むことができました。

-若者へのメッセージ-

人生においては多くの悩みなどがあると思いますが、地球は宇宙からみたら全然小さく、生きている時間も地球の歴史から見たら一瞬です。生きている間は何でもできます。できるかできないかを考えるのではなく、やるかやらないかです。私は常にやることにしています。
しかし、やって失敗もあります。トライ&エラーでいいと思います。全てのことは次に繋がります。私は二十数年間デスクワークをしてきましたが、起業後はデスクワークだけでなく、農作業や大工仕事、重機のオペ、雪下ろし、地域でのイベント企画など様々なことを行っています。
諸説ありますが、昔は苗字が職業を表していたので、何でもできる百の姓を名乗れるくらい仕事をする方を百姓と言ったことが百姓の語源とも言われています。
今の時代、良くも悪くもあらゆることにチャレンジする環境が整いつつあります。「楽じゃない、だからやるんだ。」という気持ちがあれば何でもできますよ。