INTERVIEW
SHIRAISHI KAI

白石開

株式会社PRONAL 代表取締役 https://pronal-jp.com/

略歴

埼玉大学教育学部卒業。新卒で、さいたま市小学校教員として採用。5年間勤務の後、新設の中学校に異動し4年間勤務。幼少期から剣道に明け暮れ、高校時代にインターハイで準優勝した時の仲間と共に2023年に起業。現在は、“「先生ってかっこいい」を取り戻す”というミッションのもと、各地で中高生へのキャリア教育の講演活動や学校教育関連の事業を行っている。

-現在の仕事についた経緯-

【先生ってかっこいい!】
私の両親が教師ということもあり、教師は幼少期から憧れの仕事でした。友達から「親、教師なの?」と聞かれると鼻が高い自分がいた記憶があります。
そして学生時代、「やっぱり先生ってかっこいいな」という思いから教師になりました。素敵な先生や子どもたちと沢山出会い、やりがいと充実感を得ながら教員人生を送ってきました。
しかし、ここ近年「教師って大変な仕事」という部分ばかりがフォーカスされるようになりました。その時、「先生ってかっこいい」と子どもが憧れ、先生自らが誇れる仕事であってほしいと強く思いました。
そして、教師の枠を飛び出してできることにチャレンジしてみたい。という衝動そのままに、教師を退職し起業致しました。

-仕事へのこだわり-

【社会人になる時決めた約束】
現在、弊社役員でもある高校時代の友人と社会人になった年にある約束をしました。それは、「お互いの分野で活躍して、今が一番輝いていると、自慢し合える社会人生活を送ろう。そして、いつかお互いの力を合わせたいという時が来たら、もう一回てっぺんを狙って二人でチャレンジしてみよう。」という青臭いものでした。
この約束があったからこそ、自分自身だけでなく、子ども達にも「何事にもチャレンジしてみよう」と常に伝えてきました。

【チャレンジすることってかっこいい】
現在、子どもたちの姿を見ていると、「失敗をすることが怖い」「変に目立つと周りになんて言われるか分からない」と消極的になってしまう子どもたちが多くいます。私自身も、そうだったかもしれません。周りの先生に、悪口を言われているのではないか、勝手なことをするなと思われているのではないか。
しかし、周りの活躍している先生を見ていると、そんなことはお構いなしで新しいことにどんどんチャレンジしていました。
それから、どんなことをしても不満や反発をする人はいる。でも、一生懸命やっていたら、必ず見てくれている人、応援してくれる人はいると感じ、様々なことにチャレンジしてきました。

【Professionalになる、Professionalであり続ける】
「教育なくして国の成長はありえない」その思いを胸に、第一線で学校教育にあたる先生方や子どもたちをご支援してまいりたいと思います。
そして、私たちも挑戦し学び続けることでProfessionalになる、Professionalであり続けるという思いで、弊社の屋号にも「PRONAL」とつけました。この思いを忘れずに、これからも挑戦を続けてまいります。

-若者へのメッセージ-

自分のやりたいことってなんだろう。そんな悩みや迷いがある人も多いと思います。
そしてやりたいことがあっても、できるかできないかを、自分のものさしで測ってしまい挑戦せずにやめてしまうこともあると思います。なぜなら、私自身もそうだったからです。
でも、以前出会った先生が「できるか、できないか」ではなく「やるか、やらないか」で考えてみることが大切であることを教えてくれました。人生では悩みが絶えず訪れ、決断の連続です。でも、自分を信じて挑戦していくこと、周りの支えてくれる人を大切にすることを忘れなければ道は開かれると思います。
USJを再建した森岡毅氏が言っています。「悩んだ分だけ人はもっと高く飛べる」
私も新しい挑戦に走り始めたばかりです。一緒に頑張りましょう!