INTERVIEW
SHIOGUCHI TAICHI

塩口泰地

合同会社BizMalS CEO https://bizmals.com/

略歴

大学卒業後、大手SIやコンサルティング企業に勤めた後、富山に移住し大手製薬企業へ入社。その後コロナの影響もありフルリモートで東京の企業にて新規事業などを経験しつつも、趣味で動物事業を開始し、現在に至る。

現在の仕事についた経緯

大学卒業後、大手SIやコンサルティング企業にてエンジニアとして従事しました。その後は趣味の動物をより広い土地でのびのびと飼育したいと考え、自然豊かな富山に移住しました。
富山では大手製薬会社の入社を経て、フルリモートのエンジニアとして東京の企業に転職し、新規事業の立ち上げや運営に携わり、エンジニアをしながらマーケティングとコンサルティング事業に関わりました。
新型コロナウィルスをきっかけに、富山の自然を活かして動物で人々を癒して元気にしたいと考え、「動物と人とのふれあい」を提供するサービス「ボクくんのお家」を開業しました。
気が付けば動物事業とエンジニア、コンサルティングをするマルチプレイヤーとなり、現在の会社起業に至ります。

仕事へのこだわり

私は幼少時代から少し変わったこどもでした。いつも自分の世界に入り込み、家ではパソコンをいじってばかり。外では小さいころから大好きな動物を話し相手とし、人との関わりが苦手で、学校という場所が合わなく、ただただ辛く苦しい時期を送っていた記憶があります。そんな暗くふさぎ込んでいる私を見兼ねた親に「お前は海外に行ったほうがいい」と言われ、高校卒業後に留学することになりました。
行先の一つはオーストラリア。最初は外国に行って何が変わるのだろうと疑問に思い、乗り気ではありませんでした。しかし、実際に滞在してみると、初めてストレスなく「自分」でいられることに気付きました。
海外では、動物に話しかけても好奇な目で見られません。むしろ「動物にやさしくて素敵」「パソコンが出来て凄いね」と褒められる。何か失敗しても「ごめんなさい」と言えばその場で許してくれる。目が合えば知らいない人でもニコっと笑ってくれる。今まで気付けなかった他人の包容力に触れ、衝撃的だったのを今でも覚えています。
あれから数年たちますが、今現在オーストラリアはもの凄い勢いで経済が発展しています。給与水準も日本よりはるかに高く、経済的にも豊かです。経済が急速に発展している原動力はなんだろう考えると、まさに私がオーストラリアで経験した「寛容性」なのではないでしょうか。
日本は素晴らしい最先端の技術をもっています。その技術をもって、様々なことを許容し合える関係を作り、社会を発展させていきたい。そして「新しいテクノロジーと共存し、頑張っている人が報われ幸せになれる社会にしていく」というのが私の信念です。

若者へのメッセージ

「どんな人でも幸せに暮らせる社会の実現へ」平和ボケしたありきたりなビジョン。しかし、人類の成し遂げたことのない挑戦。皆の常識ではなく「個人の常識」を重視し、自由でひらけた社会の実現をしたい。可能性を広げ、学びを絶やさず、いつも笑顔でいたい。
私たちは「社会に社会の変化を認識」させることで、新しいテクノロジーと融合した社会と幸せを生み出せると考えています。これからの世の中はパワーのある若者のみなさんが変えていくのです。その使命をもって、まずは恐れず私たちと新しい一歩踏み出してみましょう。