INTERVIEW
SHIMOHARA HIROSHI

下原寛史

株式会社トラストフィールディング 代表取締役 https://www.trustfielding.com/

略歴

1976年生まれ。熊本県出身。高校時代は野球部に所属し、3年間甲子園を目指し練習に没頭。二十歳で上京し、その後の20代は某百貨店に勤務しながらプロのアーティストとして活動。30代では叔父が経営する会社に勤務し、システムインテグレーションの営業マンとして従事。その後、コールセンター(ヘルプデスク)チーム管理者としての業務を経験。2019年2月に株式会社トラストフィールディングを設立し、代表取締役に就任。

-現在の仕事についた経緯-

20代の頃は販売の仕事を中心としていましたので、数多くのお客様と出会う機会がありました。大変なことも多くありましたが、勧めた商品をご購入いただいた際に、「親切丁寧に説明してくれてありがとう」と言われたり、「今日はお兄さんがいるから買いに来たよ」という言葉をかけていただいた時は本当に嬉しく思い、一瞬で大変さが吹き飛ぶひと時があったことを覚えています。

主に販売員の経験しかなかった私は、他特別なスキルがあったわけでもなく、「人と接する仕事」の選択肢しかなかったということもありますが、逆に「直接人に関わって提案していくという仕事に自分は向いている」という思考に変わり、30代では叔父が経営する会社に入社し営業職を経験しました。
主に業務システムの開発を考案し、各企業様へ提案するという営業でした。

代表の叔父の元で仕事をしたという影響ももちろんありますが、いつかは自分で起業したいという思いも少なからず昔から抱いており、2019年2月に株式会社トラストフィールディングを設立いたしました。

-仕事へのこだわり-

私の仕事の思考のこだわりとしては、「なかなかうまくいかないもの」と考えて動いています。
この考えは私の能力がないことが幸いし生まれた思考ですが、ことごとくうまく行かない事ばかりです。
ただ「なかなかうまくいかないもの」と考えていますため、無意識のうちに「いつかはうまく行く」に変換されています。
10戦中1勝9敗位が私にとってはちょうどいいのかも知れません。
負ける事により前に進めていますから。

行動のこだわりとしては、働く仲間の喜びとお客様満足を生み出す事です。
当たり前の事だと思われるかも知れませんが、従業員とお客様がいなければ会社は存続できません。このテーマは一生追及していく予定です。

-若者へのメッセージ-

我々の世代とは異なり、今はパソコンやスマホ1台で何でも済ませる事ができる時代で、仕事はもちろんコミュニケーションツールや遊具(ゲーム等)として1日の大半は活用ができます。
会議や営業も現地に向かうことなくオンラインが増えています。
そのため仕事もプライベートも『表に出る』という機会が減ったせいか、行動力がなくなっている若者が非常に多いと感じています。
その結果自分を主張する事や、積極的な仕事ができない(指示待ち人間)若者が多くなっているように感じます。
コミュニケーション力が低下し、引きこもりや精神的に病んでしまう、いわば『普通に生きる』という事が出来ない若者が増えている傾向にあるとも感じています。それはもちろん現代の環境を作った我々世代の責任でもあります。
私達は若者へのメッセージとして『普通に生きる』というテーマを掲げ1本の映画を制作しました。
もちろん若者だけではなく全ての世代に向けた社会性のある作品です。
言葉では伝わらない事も映像では伝わるかも知れないと思い、こちらに記載させていただきます。
『普通に生きる』という事の大切さを。
【ノルマル17歳】
https://normal17.com
順次全国ロードショーとして展開しています。