INTERVIEW
SEKI RYOYA

関亮也

エスキャリア株式会社 代表取締役 https://scareer.biz/

略歴

慶應義塾大学経済学部卒業。新卒で某大手不動産会社に入社した後、某外資系金融機関に転職。計3年間の会社員生活を経て2020年にエスキャリア株式会社を創業。現在は、営業代理店やMEOマーケティングツールの販売、独立支援事業など多角的に事業展開。

-現在の仕事についた経緯-

3年間の会社員生活を経て、2020年にエスキャリア株式会社を創業しました。
創業当初はWi-Fiを販売する会社としてスタートしたのですが、消費者金融から借りた300万がものの数か月で溶けて、全くもって上手く行かず苦しい立ち上がりでした。
当時一緒に働いていたメンバーも全員辞めてしまい、ただ借金だけが残り虚無感があったのを覚えています。家賃が払えないのでとりあえず家を引き払い、池袋のオフィスで寝泊まりして凌いでいましたが、何より理想と現実に差がありすぎたことが辛かったです。
そんな中で、「なぜ失敗してしまったのか?」「つぎに失敗しないためにはどういうしたら良いのか?」を必死に考え、時に経営者の先輩方に教えてもらうことで、現在4期目に突入することができました。
現在は、大手3大通信キャリアの営業代理店や独立支援事業、MEOマーケティングツールの販売など多角的に事業展開をしております。

-仕事へのこだわり-

◇仕事で大切にしていることは、全部で3つです。

●徹底的な相手目線
相手目線を徹底することが一番大切だと思っています。「クライアントは何を望んで発注しているか?」「いくらなら発注できるのか?」など、お客様の商品単価、売れ行き、財務状況などをしっかり把握し、常に相手目線で考えて相手に寄り添った提案を心掛けています。また求職者に対しても、「将来どうなりたいのか?」「この仕事を通じて何を得たいのか?」など細かなヒアリングを行い相手目線を徹底しています。相手のニーズに応えて初めて売り上げが立ち感謝されます。簡単ではないですが「相手目線」で考えて行動することは商売において非常に重要なので意識して仕事をしています。

●どんな時も「ツイてる!」と思うこと
仕事をしていると、うまくいかないことは沢山あります。ただどんな時も「ツイてる!」と思うことで、脳が勝手にプラスなことを模索し始めるので、ポジティブな考えが巡るようになります。結局は捉え方次第だと思っていて、一見マイナスに見えることも見方を変えればプラスなことは沢山あります。「ツイてる!」というマインドは創業当初から大事にしています。

●巻き込む力
「巻き込む力」を発揮できるよう常に意識しています。結局、自分の能力というのはたかが知れているので、いかに自分の周りの優秀な人と相乗効果を生み出せるかどうかが勝負だと思っています。強い個が集合することで大きな成果をもたらすことができるので、なるべく多くの人を巻き込み、一人一人の個性や能力を最大限生かせるような環境を整備し、全員が活躍できるような組織を目指していきたいと思っています。

-若者へのメッセージ-

自分自身がそうでしたが、若いときは他者と比較して落ち込んだり、失敗したり壁にぶち当たったりして沢山悩むと思います。
ただ、苦しんだり悩んだりする経験は長い目で見ればとてもプラスなことで、そういった経験を若いときにしておかないと、人の苦しみが分からないまま成長してしまい、人に優しくなれないと思っています。
そして失敗したときに「なぜ失敗したのか?どうやったらうまくいくのか?」ということを、頭が沸騰するくらい考え、行動することで、一歩一歩成長し成功に向かっていきます。
人は失敗から学ぶことの方が圧倒的に多いですし、若いうちの失敗はいくらでも取り返しがつきます。20代の皆様はたくさん失敗しながら自己研鑽していって欲しいと思います。