INTERVIEW
SATOH MINORU

佐藤稔

プレミアモード株式会社 代表取締役 https://premiere-mode.co.jp/

略歴

量子微生物学研究家。幼少から運動能力や生き物等、生命全般に興味が高くあり、仕事はスポーツインストラクター歴10年の中で大型スポーツ施設の立上げ及び運営に従事。また、東洋医学(情報生命科学)系メーカーではマーケティングと広報を7年経験。仕事と趣味を通して健康長寿に関する研究を深め、東洋医学、地質・水脈と健康の関係性、量子と微生物動態等を研究し現在に至る。

-現在の仕事についた経緯-

20代前半の私は仕事に対して「やりがい」を見出せずにいました。
「自分は何をしたい?どう生きる?」「収入とやりがいのバランスは?」

何年も悩みましたが、

「何をしたいか」という自分視点から
他人視点に変えることで光が見えました。

誰かに喜ばれることを「やりがい」の定義にし、
どの分野で喜んでもらうことが自身にとって一番の喜びに繋がるか?

を考え、私が一番興味のある「健全な心と身体」をテーマに
人に喜ばれることを生業にしようと決めると自身が嬉しくワクワクできました。

ただ、人間は煩悩も多くありますので
「人の為」の先に「地球の為」という視点を持ちました。

「不便を便利にする=経済」であり
「喜びの深さと数=収入」につながると思い、

「副作用のない創薬」をビジョンとし、
コア事業に「菌との共生」に据えることで、

将来的には、土壌菌や農業など自然界への貢献も
視野に入れられると考え2009年に創業しました。

-仕事へのこだわり-

仕事で大事に思うことは「素直さ」「主体性」「言語化」です。
前の2つは「生き方の姿勢」や「仕事の哲学」とした表れでしょう。

とても大切にしていますが、
主体的になれないことは誰しもあろうかと思います。

でも、放置して気分に流されると習慣になり、人格になります。

時折、立ち止まって自身の姿勢を確認して行きたいポイントです。
それでも、難しい時はカタチから入ります。形だけでもOKです。

形(姿勢)が出来れば心が後から付いてくる
ことも多く、気持ちを切り替える為にも良いコツです。

また、言語化は、「アウトプットの質」を高め、
チームで認識を合わせる上で重要視しています。

事業に正解はなく、納得度の高い
解答(納得解)に進むしかないからこそ

思考の言語化を研ぎ澄ますことが大切です。
ミーティングにおいて、この様な経験はないでしょうか?

1.抽象的で議論が深まらない、納得度が薄いケース。

2.解釈を事実の様に話され、根拠や前提から違っていたケース。

3.全体最適のつもりが部分最適だったケース。

経験がもたらす知識も必要かもしれせまん。
が、経験は、貴重な人生を費やすこととも言えます。

十分に経験を積んだ時には人生の終焉を迎えていることもあるでしょう。
ならば、人生において経験はさほど重要とは言えません。

経験がなくても想定力を上げることで能力は発揮できます。

私の会社では、想定力強化の為に
「問題の構造化」という研修に力を入れています。

想定力が上がればその人の社会的価値は必然的に高くなります。

-若者へのメッセージ-

もし、今、この文を読んでいる方が、仕事や将来に悩んでいるならば、
私から贈りたいメッセージは、「目先の仕事を真剣に喜んでやりましょう」です。

心を深く壊してしまう場合は別です。早く逃げることも大切です。
でも、そうではなくて、漠然と将来に悩む状態であるならば、

その気持ちが今の仕事に姿勢として滲み出ている可能性は高いですよね。
そのマインドで、働く場所だけ変えても良くはならないと思います。

一つの考え方として、「1か月後に辞める」と自分の心中で決定することもお勧めです。
「辞めるのだから晴々とした気持ちで1か月を過ごせる」という経験が私にはありました。

そうすれば覇気が出て、嫌だった仕事も平気になります。
状況が変わってきます。

見えてくる景色も変わって良い出会いが生まれ、
今の環境の中でやりがいが見出せるかもしれません。

もし違う進路を決断しても、その時は悩まない自分がいることでしょう。
その時は、「やりがいと経済のバランス」を実現している人や会社は無いか?

気持ちだけ先走らず、スキルの準備は万全か?
思いを具体的にしながら確認して参りましょう。

悩む時間は決して無駄ではありません。
自問自答を繰り返し、魂が磨かれていると思います。

あなたが「どう生きるか?」に向き合っていること自体が素晴らしい。
後から振り返るときっとそう思えることでしょう。応援しています。