INTERVIEW
SATO YUTAKA

佐藤豊

株式会社ギャフ 代表取締役 https://gaff.work/

略歴

美容師免許を大分で取得して大分県佐伯市美容室で働き上京。萩原宋美容室で学ぶ。その後ニューヨークへ渡米。Charles of the Ritzにて3年、ヨーロッパ各地で見聞後、帰国し現在に至る。

-現在の仕事についた経緯-

男性美容師がほぼゼロだった時代にパイオニアになりたいと思いスタートしました。

-仕事へのこだわり-

「日本でもプロ美容師集団が育つ環境を創りたい」という強い思いがあります。
私の美容師人生は和歌山でスタートしました。大阪のローズメリーという美容室の系列店で、まだロレアルが日本に進出していない時代、フランスから薬剤を取り寄せていた当時最先端のサロンでした。一般的にはサッスーンカットがベーシックになっていますが、サッスーンカットが出る前、スタイルを作っていくというカット技術がフランスにはありました。そのカット技術を取り入れていたので、クオリティが高いサロンでもありました。
それから地元の大分に帰りましたが、最初に素晴らしい技術を見てしまった為、差を感じてしまい、東京に出て“萩原宗美容室”に入店。そこでも物足りなさを感じ、「海外に行くしかない!」と思い25歳でニューヨークへ。
ニューヨークの美容学校に通いライセンスを取った後「ちょっと働いてみたい」と思いCharles of the Ritzというサロンに3年勤務しました。
欧米のトップスタイリストは、自分では店を持ちません。Charles of the Ritzでは、サロンワークをしながら、ファッション誌やハリウッド映画でも活躍しているフリーランス美容師を数多く見てきました。
次第に「日本でもそんなプロ集団を育てる環境を創りたい」と強く思うようになりました。
日本の美容師がヘアスタイルを表現する事が決して得意でない事を救える事が出来ないかと積年の課題もオリジナルのカットスタイルのGAFFカット技法を完成させ発表しました。

-若者へのメッセージ-

情報が多いので、情報の処理が速いことが能力になるということは大きな勘違いです。【自分は優れている】と。
しかし、物事の根幹をキャッチすることこそが肝心です。