INTERVIEW
SATO DAISUKE

佐藤大輔

株式会社リングビジネスコンサルティング 代表取締役 https://ring-group.jp/

略歴

安田学園高等学校卒業後、都内のシステム会社へ入社。3年後フリーランスとして官庁や通信会社などさまざまな現場を経験。26歳の時に有限会社リングを創立。2012年から次々とグループ会社を設立し、現在ITを中心としたさまざまなサービスを展開するリンググループの代表として活動している。

現在の仕事についた経緯

時は昭和ヤンキー時代。私は少しヤンチャな少年時代を送っていました。
13歳でスポーツや喧嘩に明け暮れていたころ、一人の友達と出会いました。彼は病弱で発達障害を持っており、学校も不登校になりがちだったため、私は彼に連絡帳を届ける係を先生より命じられました。彼の家庭は決して裕福とは言えない生活のようでしたが、当時には珍しく、そこに1台のパソコンがあり、プログラミングをしていました。
学校の成績も決して良いとは言い難く、スポーツもあまり得意ではなかった彼が、パソコンの世界を通じて楽しそうに自己表現していることに感動しました。気づいたら、私は連絡帳の届け係を自ら志願して、その度に彼の家で夢中にプログラミングをしていました。
この経験から高校進学で情報処理科へ進み、IT業界へ入ることとなりました。

仕事へのこだわり

私が仕事において須要であると思う事の一つに、「自立」が挙げられます。私の言う自立とは「一定のルールの元で、周囲と調和をとり、自分(自分達)の活動の成果を出すこと」だと考えます。自立することで、一定の自由と責任が生まれ、今後の自己表現を行う基盤を作ることができます。
それから自分自身の特徴、特性を活かして、その仕事のプロフェッショナルになることがとても重要だと思います。
どんな些細な作業でも良いので、ますは一つのことに精通できれば、そこからそれに関連した別の道が必ず開けてきます。それを繰り返すことで、自分の可能性はどんどん広がっていきます。
そして、「プロフェッショナル×自分(自分達)の可能性」このことが、より自分達の未来を作って行くのだと思います。出来なかったことにチャレンジをして、失敗しても諦めずに改善し、繰り返すことでプロフェッショナルになれる。この勇気と努力を楽しんでいくことがとても大事なことなのです。
自分自身、どんどん、どこまでも成長して良いのです。いま出来ない事も、いつかは出来る事で、更に色々な興味を生みます。興味は自分に新たな道を作り出し、次のチャレンジへと突き動かします。
冒険に出た船は新たな大陸を見つけに、航海を続けることでしょう。大事な仲間と共に!

若者へのメッセージ

何のために働きますか? 勿論、お金を稼いで自分や家族の生活を守るためであることは絶対です。それ以外にもうひとつだけで良いので、働く理由を考えてみてください。趣味嗜好、自己成長、地位向上、社会貢献など様々な理由はあると思います。
仕事というのは、人生において自分を表現できるひとつの場所だと思います。自分の人生がもし小説であったらとしたら、あなたはどんなストーリーにしたいですか?人生はいろいろあります。初めから最後までハッピーでなくても良いと思います。むしろその小説はあまり面白くないかもしれません。
自分自身が生きていく中で、さまざまな困難と立ち向かい、時には楽しい時間も作る。そんなストーリーを綴ってみてはいかがでしょうか。自分の道を自らで作っていき、自分の役割が終わるまで全う出来たら、その先に「自分への納得」が生まれるのだと思います。「あなたらしい人生を送れたね」と周囲の人も言ってくれると思います。
いまあなたは人生の何章にいますか?その章はどんな内容ですか?そんなことを考えれば、きっと次の章も楽しくなるはずです。