INTERVIEW
SASAKI HIROSHI

佐々木宏志

株式会社Cellest 代表取締役CEO https://cellest.co.jp/

略歴

高校卒業後、2年間勤めていた会社を退職し、同志社大学へ進学。在学中の2017年にライブコマースを始め、卒業後の2019年に株式会社Cellestを設立。当社のコンセプト「細胞(cell)を最大化(-est)」のもと、事業の枠組みを超えた繋がりによる相乗効果で企業価値の最大化を目指す。

-現在の仕事についた経緯-

大学在学中にメルカリで物販をしていたところ、同サービスにライブコマースの機能が実装され、利用してみたところ商品が飛ぶように売れました。
そこからライブコマースについて調べるようになり、中国を筆頭に東南アジアで爆発的な成長をしていることを知りました。そこで視察として中国や韓国に直接出向き、ライブコマースの可能性を肌で感じたことから、日本でも必ず大きな市場になると確信し、この事業に本格参入することに決めました。

-仕事へのこだわり-

テクニック面で言うと、レスポンスのスピードです。日々多方面から連絡がありますが、基本的に返事は溜めないようにしています。メールを溜めてしまうと取引先からの大事な連絡を見逃したり、重要なメールが埋もれてしまう可能性がありますし、何よりレスポンスのスピードは、評価や信頼関係に直結すると思います。できるだけその場でスピーディーに対応するようにしています。
努力が前提の上ですが、新人時代から量より質、とにかく効率を意識しています。特に経営者となった現在は、時間は有限であることを身に染みて感じているので、初期の段階で要点を見抜きアクションしていくことを心掛けています。
経営において最も重要なことですが、中長期的な視点で物事をみるようにしています。目先の利益だけを追いかけるのではなく、長期的に自分や会社にどのような影響があるのかを考慮した上で、全て判断を下すようにしています。
最後は人を大事にするということです。そもそも私は好きな人としか仕事をしないスタイルです。円滑な人間関係の中で、良いシナジーが生まれ事業がグロースしていくものだと考えています。良好な関係を構築することができれば、自然と人を紹介してもらえたり、横の繋がりも増えていきます。その中で、会社の成長に大きく関わるターニングポイントとなるような出会いがあることもあります。このような循環は、人を大事にすることでしか生まれないと考えています。

-若者へのメッセージ-

私が一番大事にしているのは、継続することです。結果が出ないからすぐに辞めるようでは、成功できないと思います。続けることでみえてくるものもあるので、自分が信念や熱量を持って取り組めるものであれば、まずは「継続」することを意識してもらいたいです。
さらに、たくさんの人に会って学ぶことも自己成長に繋がると考えています。ビジネスは環境によって大きく変わります。別の業界の方や上のレイヤーの方の話を聞くと違う世界がみえることもあるので、自らを高められるような環境に身を投じ、常に学びの姿勢をもっていただけると良いと思います。