INTERVIEW
SAKATA RYO

坂田亮

株式会社WorkSpace 代表取締役 https://work-space.studio.site/

略歴

亜細亜大学経営学部卒業。人事歴は13年目。総合電機メーカーのグループ企業、大手広告代理店、EC系ITメガベンチャー、AI技術を扱うスタートアップ企業を経て、2023年に独立。地方企業やシード期の企業を中心に「外付け人事」として、人事領域全般の支援を実施。

現在の仕事についた経緯

「外付け人事」になろうと思ったきっかけは、多くの企業の経営者さんと語る中で、そこにニーズがあると気が付いたからです。
地方企業やシードの期の企業にとっては、「人事担当」という間接人員1人分の人件費が負担になります。
反面、そういった企業の経営者さんは「人の力」の重要性を理解しており、人事の役割を経営者さん自らが担っていることが多々あります。
私はそんな会社に対してサービスを提供することにより、経営者さんに本来やるべき仕事、やりたい仕事に専念していただきたいと考えています。

仕事へのこだわり

私がいつでもこだわっているのは、いかに自分が成長するか、ということです。
35歳という年齢は、例えば企業の中ではある程度ポジションも上がり、後輩や部下を抱えるような位置づけになるかと思います。
仕事の中でも、経験や勘、これまで積み重ねた人間関係でクリアできるような状況も増え、いい意味で肩の力を抜いて仕事ができる、所謂脂の乗った時期ということになります。
私の実体験として、自らの部下やチームのメンバーの成長は喜ばしく、高い満足感を得ることができます。
ただそれはあくまで他者の成長であり、自らの成長とはまた別のものであるということを忘れないようにしています。
成長とは他者にノルマや課題を与える事ではなく、自らに負荷を与えることでのみ得られるものだと考えます。

若者へのメッセージ

若者へのメッセージというと烏滸がましいですが、これからの社会には、何が正しいかを自分で決める力が必要だと思います。
人事という仕事を通し、多くの方と会話した中で感じたことは、例えば20代の若者の中にも前時代的な働き方を好む方がいたり、逆に上の世代の中にも驚くほど柔軟で先進的な考え方をされる方がいたりするということです。
「誰が」ではなく、「なにを」言っているのかということを理解し、自分の中のバイアスを取り除いたうえで本質を理解する。そうして正しいと思う価値観を自らの中に築いているということが重要です。