INTERVIEW
SAITO IORI

齊藤郁織

Propally株式会社 代表取締役 https://propally.co.jp/

略歴

芝浦工業大学卒業後、オープンハウスグループに新卒入社。首都圏、名古屋を中心に不動産営業に従事し、マネージャー、センター長を歴任。退社後、Propally株式会社を設立し、経営及び事業を推進。OHGでは新卒で最年少MGR就任。2019-2020年度、全国MGR売上年間1位獲得。

-現在の仕事についた経緯-

学生時代は理工学部に在学していたのですが、技術職には全く興味が湧かず、応用の効く営業力を高めたく、営業の強い会社に入りたいと思っていました。中でもこだわっていたのは、実力主義で、成果に対して正当な報酬がある会社という点でした。
そういった経緯で、社長の魅力にも惹かれ、オープンハウスに入社しました。入社後4年間不動産営業に携わらせて頂く中で、売上年間トップという結果も出し、営業に関してある程度自分の中で納得できたので、幼い頃から決めていた経営者という次の道へ進むことにしました。

会社設立のきっかけでもあるのですが、営業マンだった私は顧客の不動産会社に対する理解度、また業界における物件情報の非対称性にずっと問題意識を持っていました。当事者である顧客自身がなぜその不動産会社を選び、その物件を購入したのかを説明出来なかったり、自分の保有物件の価値を正しく把握していない方が多かったのです。そしてその原因は『不動産会社や物件の比較検討不足』に尽きます。しっかりとニーズを掘り起こし、ニーズに合った提案をしてくれるパートナーを選ばず、『なんとなく』で意思決定をして、後悔している方はとても多い印象です。

そこで、複数社からカスタムメイドな提案を受け、比較し、理想のパートナーを見つける。検討に必要なシミュレーションがすぐ利用出来る。いつでも自分の物件収支状況が管理出来る。これらを一貫して行える公平でオープンなツールがあれば、納得の出来る不動産投資が出来るのではないか?と私は仮設を立てました。
“不動産取引を公平性のあるものにして、納得出来る売買を実現させる”、そして“納得出来る売買を実現させた、実力のある不動産会社側も得をする”。そういったWin-Winの仕組みを作り、その思いを形にする為に、Propallyを設立しました。

-仕事へのこだわり-

『顧客が何を考えていて、欲しているものは何か』
顧客のニーズに見合う提案が出来なければ、その提案に価値は無く、時間の無駄だと考えています。
顧客に見合う価値を提案出来ないと感じたら、出来ないと正直に断ります。
私自身、ニーズに合わない提案をしてくる営業マンに仕事を発注していません。
それほど、相手が何を考えているかを想像することが大切だと思っています。

-若者へのメッセージ-

『痛みを伴わない教訓には意義がない』
私の好きな漫画のあるシーンでのセリフです。
人は何かの犠牲なしには何も得ることは出来ない。しかし、もしその痛みに耐え、乗り越えたとき、また一つ強靭な心を手に入れることが出来るという意味です。
挑戦して失敗しても大抵の場合死ぬことはありません。挑戦して失敗しても『挑戦した結果』と、『挑戦した自信』の2つを手に入れることができます。しかし、逃げたら『挑戦しなかった結果』の1つしか手に入れることが出来ません。
若さは最大のアドバンテージです。挑戦することを楽しんでください!