INTERVIEW
OTSUKA RYU

大塚龍

Double R PTE.LTD. 代表取締役 https://www.hairstudioflamingo.com

略歴

高山美容専門学校卒業。新卒で表参道某有名美容室に入社。海外勤務を3年間経験後、2016年、27歳の時にシンガポールにて自己資本で独立。現在は2030年シンガポール美容マーケットリーダーとなるべく経営中。

-現在の仕事についた経緯-

高校時代に付き合っていた彼女が“美容室にはデート前に行く”と決めていた事がトリガーとなり、愉快な人間関係を育むこと、工夫をして物を作ることが好きだったため、美容師という仕事に興味を持ちました。
また、料理屋でのアルバイトを通じて、机に座って勉強する事よりも、体を動かしお金を稼ぐことの楽しさを学びました。
エントリーポイントに強いこだわりはなく、早く社会人になるため消去法的に独立を前提とした美容師になることを決めました。

-仕事へのこだわり-

社会人になってみると、労働と対価のバランスの悪さから、エントリーポイントを幅広く、奥深く捉えていなかったことを後悔しました。美容師になるためにある程度の時間的コストを使っていたため、美容師という仕事の最大化をすべく、海外で働く道を見つけました。
リスク管理のために若いうちにやるべきだと思い、日本とは違う文化の中で働くため、24歳で島国ではなく大陸であるカナダで就業しました。25歳でバンクーバーにて生活し、仕事をしていましたが、景気的には日本と同じだったため、英語の通じる景気の良い国に移住することを決断してシンガポールへ行きました。
当時のシンガポールのイメージは東南アジアの都会、世界ではまだ田舎という見立てでした。「美容師が田舎に行く=独立」という先入観から、就業先の契約が終了する2年後には独立することを前提に来星し、27歳でカナダとシンガポール、日本とシンガポールでの対比を行い続け、独立が現実的であると腹落ちし起業しました。
人の話は聞き、最終的には自分の頭で考えることの大切さ、先を見据えず手近なもの手に入れ続けて生まれたのが後悔という感情だったことを若いうちに学べたのは大きな財産でした。

-若者へのメッセージ-

自分自身のことをより深く学んでください。両親からもらった1番最初の人生のギフトを知ってください。兄弟、幼少期の友達が感じていた自分の個性を聞いてみてください。
1番最初の“自分らしさ”を見失わなければ、あなたらしい人生を歩みやすくなります。
周りの意見は聞き、最終的には自分の頭で考え、心の中で違和感のない決断を続けてください。その積み重ねがあなたの人生となります。
全ては自分次第です。