INTERVIEW
OTSUKA AKIHIRO

大塚瑛博

WholeFusionGolf 代表取締役 https://www.facebook.com/wholefusiongolf

略歴

1985年福岡県生まれ。10歳の頃から、父の影響を受けてゴルフを始める。しかし学生時代はサッカーに熱中し、ゴルフは年に2〜3回程度しかラウンドせず。社会人になった後、再び本格的にゴルフを始め、ベストスコア「75」を達成する。ところが、燃え尽き症候群により一時的にゴルフから離れる。ゴルフを再開するきっかけとなったのは、タイガー・ウッズ選手と松山英樹選手のマスターズ優勝。YouTube動画や雑誌を参考にしつつ、ゴルフに対する「メンタル面からのアプローチ」をテーマに研究を開始。技術だけでなくメンタル面にも着目し、5年間をかけて「究極のゴルフメンタリズム」メソッドを開発。現在は、自身が開発したこのオリジナルメソッドを活用し、オンラインでゴルフレッスンを行う。SNSを通じての情報発信にも力を入れている。著書『進撃のゴルフ革命』(電子書籍)を2023年4月に出版。

現在の仕事についた経緯

現在の仕事に就いたきっかけは、友人からのゴルフレッスンの依頼でした。それまでは別の職に就いていましたが、「人生は一度きり」の思いから、自分のスキルで多くの人々を助け、さらにその笑顔を見ることができるゴルフレッスンへの道を選びました。
しかし、ただ単にゴルフレッスンを行うだけでは物足りないと感じ、新たなチャレンジを模索しました。近年のコロナ禍がキッカケとなり、ビジネスにおいてオンラインが新たな「リアル」となってきた流れを感じていました。
そこでゴルフレッスンでもオンラインを取り入れようと考えました。それまでゴルフレッスンは「リアル」が当たり前だとされていた常識を変えたいという思いから、“オンライン”でのゴルフレッスンを始める決断をしました。

仕事へのこだわり

9割のゴルファーが“あること”を学ばず、一日何時間もの練習をしています。それは効果的ではなく、心と技術の型に合った練習が重要です。9割のゴルファーが学んでいないポイントとは、ゴルフに対するメンタル思考です。多くの人が、何も学ばずにいきなりボールを打つことから始めていますが、これは準備不足のままテストを受けるようなものです。
ゴルフは単に技術だけでなく、メンタル面も重視しなければならないスポーツです。私が開発した『究極のゴルフメンタリズム』のメソッドでは、この部分を具体的に教えています。
さらに、私のレッスンの中で、もうひとつ重点的にお伝えしているのは「マナーとルール」です。ゴルフは紳士淑女のスポーツであり、マナーとルールの厳守が求められます。
しかし、その大切さを忘れる人が増えている現状に私は使命感を感じ、ゴルフを通じて人々にマナーの重要性を教えることを決意しました。私自身が10歳からゴルフを始めて父から厳しくマナーとルールを教わった経験は、現在の私の基礎となっています。
それゆえに、私のレッスンでは技術向上やメンタル向上だけでなく、マナーとルールを守るプレーヤーの育成に重きを置いています。

若者へのメッセージ

これから社会に挑戦していく若者や夢に向かって挑戦している若者へのメッセージは、自分の道を切り開くためには「勇気」を持ってほしいということです。
失敗してもそれは新たな学びのきっかけに過ぎず、諦めずに挑戦し続けてほしい。
一度や二度の失敗で、挑戦を辞めてしまったらそれは失敗になります。しかし、挑戦を続けていればこの経験はやがて成功するために必要な学びになります。
私も一時はゴルフから離れたけれど、再び挑戦する決意をしました。その中で大切だったのは基本に立ち返ること、そして物事を多角的に考えることでした。何事も基本が大切で、その上で新たな視点を持つことが成長への鍵となります。
最後に、何事もポジティブにとらえ楽しむこと。楽しみながら学ぶことで、人生はもっと豊かになります。そして、どうか感謝の気持ちを忘れないでください。
これからの人生が、あなたらしいものになることを心から祈っています。
そして、いつか一緒に仕事をして、お酒を呑みましょう。一歩先で待っています。