INTERVIEW
ONOSE FUYUMI

小野瀬冬海

株式会社ディール 代表取締役社長 https://deel.co.jp/

起業を志した経緯

20歳のときに交通事故による祖母の他界を機に、起業を志し、2017年8月に株式会社ディール(Deel,Inc.)を設立しました。
会社員時代から「将来いつか独立して起業する」という考えはありましたが、実際は目の前のクライアントの課題を解決し、成功に導くことに夢中になり、起業するための経験を積みたくてサラリーマンになったことすら忘れかけていた時、たまたま学生時代の友人と再開して「一緒に独立したいね」と意気投合。
まだまだ会社員としてやり遂げたいことは多くありましたが、せっかく志を共にできる仲間が見つかったのだから友人の気が変わらないうちにこのチャンスを逃さない手はないと考えた私は、24歳で起業することを決意しました。
勢いで起業してしまったので、具体的な事業内容など全く固まっていない状態だったのですが、社員を何百人、何千人、何万人と雇用して、「日本を代表する偉大な会社、とにかく大きな会社を創りたい」ということだけは決めて起業しました。
なので、創業当初から前提としてあったのは「大きな会社を創ること」であり、「1人で実現できないような大きなことをみんなと一緒に成し遂げていく会社を創る」ということを決めていたので、事業内容よりも、誰と働くかの人の「採用・育成・活気」に最も注力してきました。

仕事へのこだわり

弊社ではD2C・EC業界向けに自社開発SaaSプロダクトやソリューションを提供しており、最大のこだわりは企業理念でもある「顧客を成功に導く」ことです。
「顧客の成功」の基準は極めてシンプルで、弊社が主力とするSaaSのサブスクリプションビジネスを長期的に利用してもらえているかどうかを判断基準としています。
なぜなら、顧客が価値を実感できないような、すなわち顧客を成功に導くことができていないサービスであれば顧客は自ずと離れていき、弊社の事業そのものが成立しなくなるからです。
現状、300社以上の顧客を抱えていることで、高収益かつ将来の見通しが立てやすいストックビジネスで安定的な収益を得られていることは弊社の強みの1つです。
また、ITの中でも急成長を遂げているEC市場に特化し、6年間にわたる支援実績、それに伴う知見やノウハウを有していることも大きな武器かと思います。

今後の目標

今後も企業理念の「顧客を成功に導く」ためのSaaSプロダクトやソリューションを提供し続けていくことだと思います。
弊社が今日を迎えられているのも、創業以来やりたいことや思いつきで事業を行ってきたのではなく、顧客から求められていること、顧客の課題を解決するための事業を生み出し、提供し、顧客を成功に導くことに全集中させてきたからだと思っています。
したがって、顧客の課題やニーズがそこにある限り、弊社は優れたSaaSプロダクトやソリューションを生み出し続け、顧客を成功に導くことが弊社の存在意義であり、使命だと思っています。

若者へのメッセージ

ディールは新卒入社の若手社員を中心に、社歴や年齢問わず1年目から働きがいを持って活躍している会社です。
弊社は現状、中間管理職の人材不足という課題にぶつかっていますが、それは裏を返せば、それだけポストが空いているということです。
大企業であれば、上層部が詰まっていてなかなか出世できないといったケースも往々にしてあるでしょう。
しかしその真逆の現象があるのは、発展途上のベンチャーならではの魅力だと思います。
もし今後、社会に出て自分の裁量で事業や会社をどんどんと大きくしていきたいと思っている方、自身を飛躍させたいという意欲をお持ちの方がいたら、弊社の未来を担っていくのはあなた達(=新時代)なんだと強く伝えたいですね。