INTERVIEW
ONO YUTA

大野佑太

株式会社Funusual 代表取締役 https://funusual.co.jp/

略歴

大学在学中、新木場ageHaという当時日本最大級のクラブでバーテンダーをやりながら人材系のベンチャーでインターン。卒業後はカラオケパセラに就職。約3年勤めた後、直感で「これから動画の時代がくる」と感じ、広告や映像の業界全く未経験(もちろん起業経験もなし)の状態から株式会社Funusualを創業。2年目で売上が5倍に拡大しDMM CM AWARDでプロデューサーとして最優秀賞を受賞するなどした。これまで大手上場企業をメインに100社以上の動画制作やコンサルティングの実績があり、今後はweb3領域でNFT、ブロックチェーンを活用したクリエーター支援事業を考えている。

現在の仕事についた経緯

元々実家で事業を営んでいたこともあり、30歳までには起業したいと思っていました。
カラオケに社員として勤めていたころ、僕はプライドばかり高くてあまり仕事ができず怒られてばかりでした。
そんなとき近くのヨドバシカメラを通りがかり、GoProのプロモーション映像を見て「これからは映像の時代だ」と直感が走ったことと、出勤のたびに怒られ続けていて悔しい思いをしていたことをきっかけに起業を決意。
ベンチャーでインターンしていた際に「行動を起こせば世界が変わる」ことを経験した私は「なんとかなるだろう」と良くも悪くも適当なメンタルで、なけなしの貯金で購入したPCとカメラ機材のみを元手に当時住んでいたアパートの一室で独立をスタートさせました。

仕事へのこだわり

私自身全くの広告や映像業界未経験から独学で起業し、技術も知識もない中、とにかく自分が楽しみながら夢中になって没頭できることを模索していました。
かつ、楽しいことだけをやるのではなくビジネス的な視点も持ちながら「クリエイティブ×ビジネス」という右脳と左脳をどちらもフル活用することを意識してきました。
「面白き、こともなき世を面白く」
日々の日常が楽しいと思えるかつまらないと思えるかは自分の意識次第。
僕は常に楽しい日常を味わっていたいという意味で「Fun(楽しい)」+「usual(日常)」=Funusualという会社名をつけました。ちょっと読みづらいですけど(笑)。

若者へのメッセージ

やりたいことや将来の夢などがない、または漠然としている方も多いと思いますが、周りの目を気にせず、心の奥で「本当はこれがやりたい」ということを考えてみてください。100億円稼ぎたい、有名になりたい、高級車を乗り回してモテたいなど、まずは周りや人の意見は関係なく正直な本当の気持ちを表してみてください。
中途半端な気持ちで周りに言うと大体は否定してきます。ただ、本気でやろうと思って周りに相談すると周りも協力や応援をしてくれます。これからは多様化がより進み、「個人が強くなる」時代が来ると思っています。そんな時、本当に自分がやりたいことをやって突き進んでいる人がより楽しい人生を送れることでしょう。
AIの台頭も凄まじく、作業的な没個性の人間は淘汰されていくかもしれません。私もまだまだですが、世間体や常識などに縛られず、個性を全面に出して、どんどんイノベーションを促していっていただきたいです。