INTERVIEW
OMOTO TETSUYA

大本哲也

株式会社アートリフォーム 代表取締役 https://www.artreform.com/

略歴

甲南大学経済学部を卒業し、新卒で某証券会社に入社し、3年間勤務した後、リフォーム会社に入社。その後起業し、父の逝去をきっかけに株式会社アートリフォームに入社。現在は株式会社アートリフォーム含むグループ会社7社の代表取締役を務める。

-現在の仕事についた経緯-

自分で起業をして一年経った頃、先代の急逝により今の仕事に就きました。アートリフォームに入社するとは考えてもいなかったので、予想外であり、突然の出来事でした。
私は元々、学生時代は社会に出ることに絶望を抱いていました。というのも、当時はいかに楽に生きるかを考えていたので、学生時代が一番楽しいのだろうと思っていました。
しかし魅力的なかっこいい社会人の方々との出会いで、考え方が180度変化し、社会に出ることが楽しみになりました。
そして学生時代に、20代で起業するための10年プランを計画しました。その後、26歳で計画通りに起業しましたが、1年後に父である先代が急逝し、アートリフォームに入社させていただくことになりました。
入社するに至った理由は、家系の責任、自分に対して求められていることへの思い、アートリフォームや業界の魅力からでした。
アートリフォームには成長意欲が高いメンバーが多く、会社としても業界としてもまだまだ伸びしろがあり、惹きつけられる魅力があったので、可能性を感じました。最終的にはアートリフォームの社員の方々に求められたことが後押しとなりました。

-仕事へのこだわり-

仕事へのこだわりや、社会人としての考え方は、最初に就職した会社が基盤になっています。その中で私は2つのことを学びました。上司からは『社会人としての考え方や気づき』を、お客様からは『経営者や企業としてのあるべき姿』を学ばせていただきました。

『社会人としての考え方や気づき』については、「感謝」の気持ちと「謙虚」な気持ちを持つこと、一日一日積み重ねること、誠実に仕事をすることなど、「正しい考え方」や「正しい人格」を持つことの重要性を学びました。結果を出すところも目の前で経験、体験させていただいたので確信を得ることができました。

『経営者や企業としてのあるべき姿』については、企業のリーダーは組織の規模や状態によって求められるものが変わることを学びました。世の中には10人の組織もあれば10万人の組織も存在します。どの規模のリーダーにお会いしても皆様優秀で、魅力的な方々でした。ただタイプは違いました。最適なリーダーは組織の状況によって違うと気づきました。
また、成長モードの企業は組織の人数が年々増えていきます。その際、リーダーはその状況で求められる人物に変化、進化していく必要があります。寧ろリーダーが変化しなければ組織の成長はありません。
弊社はまだまだ成長途中の組織ですので、私自身が日々、最適なリーダーであるかどうかの自問自答を繰り返しています。

また、弊社ではリフォームを通じて、お客様も社員も生活が豊かに、幸せになってほしいと考えております。弊社の一番上位の考え方、概念は「暮らしにアートリフォームを、人生にアートリフォームを」としております。
お客様はもちろんですが、社員にも幸せになってほしいと考えております。そのためには社員一人一人がレベルの高い仕事を行えるようにならなければいけません。
日々社員へ「業界の先頭集団へ我々が業界のペースメーカーとなれるように。点が集まれば面に、面になれば業界全体を動かせる。そうすることで業界を魅力的な方向に押し上げていけば理念実現も近くなる。」と伝え続けています。

今後の我々は、2030年までに従業員1000人を目指しています。現在グループ含め360~370人の従業員がいますが、我々のミッション達成のために事業を拡大していくかもしれません。リフォームとして考えるだけでなく「空間」を変えていくという考えです。住空間だけでなく、駅や公園、学校などの「空間」を豊かに幸せに変えていけたらと考えています。

-若者へのメッセージ-

学生や弊社の若手メンバーの前で話す機会があると、「人生は20代で決まる」という話をさせていただきます。よく「加速理論」や「発射角理論」でも例えています。

社会人でいる期間は40年以上あると皆様思っていると思いますが、20代の一日と30代の一日、40代の一日、50代の一日はそれぞれ全く違った意味を持ちます。そして、40代以降の一日は若い時の日々の「積み重ね」から成り立っているものなので、そこから遅れを取り返すことはできません。
さらには、20代でできていたことが30代でも同じようにできるとは限りません。一日の「差」はわずかなものです。「わずかな差」は目には見えず、感じることが難しいものですが、それが365日と積み重なって、そして10年積み重なると、やがて目に見えてきます。それは「圧倒的な差」です。

つまり、20代でついた差が、30代になると見え始めます。行動や発言、任せられる仕事も変わってきます。差が見えてから追いつくのは、自分の前にいる人も進み続けるので難しいです。
そして40代になると、キャリアの見通しが立ってくる、結果予測可能段階になります。いわゆる仕上げの段階です。この段階になると、ここから差を詰めることはできない状態になります。
50代は精神的、肉体的にピークアウトしていくので、最前線にいない方が増え、アフターキャリア構築の準備や、ダウンキャリアを迎えていきます。なので、将来ビジネスマンとして高い成長目標がある場合は20代で決まってしまうので、貴重な時間をタイムパフォーマンスで考えるのではなく、成長の貯金と考えて1日を過ごしてもらえたらなと思います。

ただ実際は、自分がいざその場面に立ち会わないと分からないと思います。それでも努力し続けた人が結果を出します。だからこそ、素直に仕事に取り組んでほしいです。自分がやりたいことをしている人に話を聞くことも大事です。話を聞けば聞くほど自分の中で学びが深まり、答えは一つではないと理解できますし、やり方でなく、考え方なんだと気づくことが出来ます。