INTERVIEW
OMORI TADASHI

大森正

ハートテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 https://www.heart-technologies.com/

略歴

長年パナソニックでコードレス電話、Wi-Fi、携帯電話、IoT関連の開発設計に担当者~開発責任者として従事。その間米国に2年半駐在し、VoIPシステムの開発を推進。現在は独立してハートテクノロジーズ株式会社代表として企業の開発設計支援と個人の起業などキャリアアップ支援で貢献。昨年一般社団法人メタバースアカデミーを設立し、メタバースを始めとした教育事業にも力を入れている。

現在の仕事についた経緯

30数年にわたるパナソニックでの商品・技術開発設計の経験を生かして、様々な企業に対して主に開発設計の支援をして世の中に貢献したいと考えたのがきっかけです。
さらに個人の方に対しても、私自身の経験を生かして、“会社員を卒業して新しい働き方を行う”ための支援もしていきたいと考えて、これから力を入れようとしております。

仕事へのこだわり

新入社員時代はふつうの電話機の開発設計というところから始まり、長年様々な商品の開発設計をしてきたわけですが、そういった仕事をする際には、常に“お客様に喜ばれる商品を作る”という気持ちを込めて開発設計を行ってきました。この考えは、パナソニックの創業者である松下幸之助さんが言われていたことで、それを少しでも実践していきたいと考えてきました。
商品開発設計をする際はずっと順調に推移するのは稀で、日々様々な困難な問題に直面します。その際にも、必ず問題は解決すると思って、原因が何であるかをとことん追求して原因を見つけ、対策を打つといったことをいつも積み重ねてきました。
仕事自体効率的に行うのは重要ですが、決して一つ一つの仕事を端折るのではなく、きちんとけじめをつけて丁寧に行うことによってお客様に喜ばれる商品を作れるということにこだわってきたわけです。
現在、会社を離れ顧問という仕事で様々な企業様のお困りごとを解決する仕事をしておりますが、その際も全く同じです。お客様に喜ばれる商品を作るための仕事をしましょうと様々な企業に対して申し上げております。

若者へのメッセージ

若い人はこれから無限の可能性があると思っています。現在顧問先の企業様でも若手の会社員の方と話す機会が結構ございますが、同じことを申し上げています。いくらでも成長することが出来ると思っています。
ただし、そのためには自分の能力を高めるための努力をし続けることが極めて重要だと思っています。勉強は大学や専門学校までで終わりではありません。社会人になってからも様々なことを学び続けることがとても重要です。
昨今、生成AIがもてはやされていますが、そういった時代だからこそ自分の頭で論理的に様々なことを考える思考力がますます重要になってくると思います。
これから是非様々な知識、情報を貪欲に吸収することに務めつつ、論理的に考えること、わかりやすく周りの方に自分の知識や主張を伝えるための訓練をし続けてください。