INTERVIEW
OKUYAMA KOKI

奥山幸生

株式会社エヌイチ 代表取締役 CEO https://n1-inc.co.jp/

略歴

東北大学卒業後、同大学院 生命科学研究科にてライフサイエンスの研究に従事。大学院在学中に起業し、現在はChatGPTを始めとするAIの教育事業を行い、国内最大級のChatGPTスクールを運営する。YouTube『AI収益化ラボ』は、AIマネタイズジャンルで登録者数日本一に。

-現在の仕事についた経緯-

大学院生時代から個人事業主として動画編集をはじめて、2年後に法人化をしてエヌイチとは別会社のTransEdit株式会社を創業しました。そこでは企業向けのYouTube運用代行・コンサルなどをYouTubeメインで支援をしていました。

そして2023年に入り、ChatGPTを含めたAIが台頭してきたこともあり、自分自身でもYouTube運用代行業務に取り入れたところ、業務の工数が大幅に削減できたことから会社の利益率も大幅に向上しました。

そういった背景があり、さらに自分自身4年間YouTubeをやってきた知見から、AIをより多くの方に知って欲しい、触れるようになって欲しい、という想いが強くなり、株式会社エヌイチを2023年10月に創業しました。

-仕事へのこだわり-

エヌイチでは「新しい『働くカタチ』を創る」をミッションに掲げ、「4 beings」という4つの行動指針を設定しています。

【4 beings】
-情熱を持って論理的に
-圧倒的能動
-常にセンターピンを探求せよ
-自分自身最大を追求せよ

<情熱を持って論理的に>
仕事を遂行していく際には、熱いハートを持って行う必要があります。
「顧客の幸せを思う」「自分が行っている仕事が社会貢献に繋がる」
そのような部分にハートを燃やして、全力を出せる人が成功すると信じています。
しかし熱いハートを持っているだけでなく、冷静になって論理的に考えることも重要です。この「情熱を持って」「論理的に」働くことが成果を出すために重要だと思っています。

<圧倒的能動>
仕事をする際に、全て受け身になってしまうと「やらされる」ことしか身につきません。
自ら能動的に仕事を作り出し、それを遂行していく。その「圧倒的能動」で動いていくことが重要だと思っています。

<常にセンターピンを探求せよ>
仕事をしていると目の前の業務で手一杯になってしまい、今行っている業務は「何のためにしているのか?」を見失う方が多いです。
今自分が行っている業務がビジネスモデルの中の何に対して寄与しているのか、このセンターピンを俯瞰して見れる力はとても重要です。
常に業務の本質的な部分を理解しながら仕事をすることにより、最短距離で成果に結びつくと信じています。

<自分自身最大を追求せよ>
ライン際のボールを追いきれず、途中で諦めてしまうという働き方をする方が多いです。
「頼まれごとは試されごと」という言葉があります。相手は「この人を信頼できる」と思い頼みごとをします。
それに対して「これは試されているんだ」と思い、最後のライン際まで追い切る。これを続けていくと信頼が積み重なっていきます。
信頼を積み重ねられるだけでなく、自分自身最大を追求することができれば、どんどん業務は進んでいき、組織もどんどん進んでいきます。
及第点を出すのではなく、120%のものを出す。これを常に意識しています。

-若者へのメッセージ-

私は元々静岡県の田舎出身で、とても貧乏な家庭に生まれました。
「今の状況を変えたい」その一心で現在まで走ってきました。
家は貧乏だし、田舎だから教育環境は何も整っていない。でも今の状況を変えたい。その一心で何年ももがき苦しんでいました。
そんな私も世間的には「良い大学」と呼ばれる学校にいけましたし、そこから起業をして一定数の成功は収めることができました。

今納得のいく毎日を過ごすことのできていない人は、それが原動力になります。マイナスの力は自分を苦しめると同時に、プラスの方向にバネのように働いていきます。
もっと行動していきましょう。私もできたので、皆さんもできるはずです。