INTERVIEW
OKAMOTO YUKA

岡本有加

ほけん選科株式会社 代表取締役社長 https://hokenfp.com/

略歴

高校時代にアメリカペンシルバニア州に留学。帰国後、恵泉女学園大学人文学部卒業。パートナーとほけんの窓口グループを創業し、ゼロから15年で450店舗、グループ従業員4500人、手数料売上300億円、利益20億円の会社に成長させる。2006年から2010年までアメリカハワイ州の現地法人副社長として赴任。米国の保険、金融・投資の業界を経験。帰国後、ほけんの窓口グループの広告宣伝部長就任、自分のアイデアによる広報活動により、来店型保険ショップの認知度を一気にあげる。2013年、引退・退社。現在は別ブランドで更なる質の高いマネーの総合相談が可能なショップ「ほけん選科」を全国で約20店舗展開。老人ホーム事業や広告代理店、不動産投資事業も行っている。実業や実績がないまま様々な指南をするのではなく、22年間の実業家としての経験から得た目標に向かって、ブレない考え方、資産形成の大切さ、女性の媚びない生き方などを啓蒙している。

現在の仕事についた経緯

前職で、米国現地法人に副社長として赴任した時に痛感したのは、日本とは比較にならないほど資産形成に対する意識が高いということでした。お客様の大半が資産形成や投資の相談で訪ねてくるのです。
日本では、早く亡くなった時に備えて多くの人が生命保険に加入しています。一方、長生きした時の自分たちの生活費のことを考えている人はとても少ないのです。公的年金に頼らず自助努力で老後のために備え、資産形成することが日本は世界的にとても遅れていると感じます。
独立してほけん選科を立ち上げる時、老後の資産形成の重要性を啓蒙し、事業を通じてこの社会問題に貢献したいと考えました。

仕事へのこだわり

『社員の努力を正当に評価する』
私たちの仕事には、社員の「人間力」が重要です。知識やスキルがあるのは当然で、自分の人生経験も踏まえてお客様の問題に寄り添い、その思いを引き出してあげるコミュニケーション力が非常に重要になってきます。
しかし、その能力のあるなしに関わらず、業界には給料が一律で大差がない会社が多く存在しているのも事実です。お客様の人生を守るには努力が必要で、その努力を最大限に評価すれば、社員はまた次の努力をするようになります。努力に対する正当な評価をしないままだと、努力する人が減ってしまい、良いサービスを提供できませんから、弊社では努力をして成果を出す社員に対しては正当に評価し、相応の報酬を支払います。
お客様にお金のアドバイスをするのであれば、社員自身も稼ぐ力があり、多くの人生経験をし、自分自身も資産を持って運用の経験が豊富にあるべきです。そういった人にこそ安心して相談ができます。
弊社はこの保険業界で、社員に対する還元率はトップクラスであると自負していますので、今後も努力し続ける社員を大切にしながら、お客様のより良い人生のために尽くしてまいります。

若者へのメッセージ

会社に面倒を見てもらっているだけでは、良い仕事はできません。自分が稼ぐ、自分が責任を持つという気概で取り組めば、良い仕事ができますし自信にもつながります。
そして権利を主張する前に義務を果たすことが大切です。義務を果たすことで権利が通りやすくなりますし、自分の思い通りの人生を歩みやすくなるはずです。若者のみなさんには夢や目標を持って頑張ってほしいと思います。