INTERVIEW
OHIRA RAY

大平嶺

株式会社nownext 代表取締役 https://now-next.biz/

略歴

1989年生まれ。千葉県出身。2013年、大学卒業後に証券会社で営業を経験。その後、外資系コンサルティングファームでIT・業務コンサルタントとして従事。2021年に株式会社nownextを創業。主にハイテク、通信、食品製造業のお客様の経営課題解決に尽力。営業改革・高度化、新規事業立ち上げ、カスタマーセンター運営、プロジェクトマネジメント、デジタルマーケティング領域で支援を実施。

-現在の仕事についた経緯-

営業活動の中、多くの社長と知り合いになり、「外資系コンサルティングファームが今後熱い」との助言からコンサルタントとしてのスタートを切りました。
コンサルティングファームでは、ここ数年で誕生し大きく成長した最先端の技術を持った企業様と多く携わる機会をいただき、ファーム内でも、クライアント様からも多くの刺激をいただきました。
また同時期には、中小企業の社長様方とお付き合いさせていただく中で、現代の働き方の多様化を肌で感じることができたこと、大企業と中小企業との間でデジタルの捉え方や知見に大きくギャップがあることを感じたため、独立して中小企業様に向けたDXコンサルティングサービスを提供することを決めました。

-仕事へのこだわり-

一緒に仕事をするメンバーへのこだわりと、一緒に仕事を伴走するお客様とのこだわりがあります。

■「一緒に仕事をするメンバーへのこだわり」には、「場所の自由」「時間の自由」という2つの自由があります。
「場所の自由」とは、「どこで働くか」です。
働く場所は、家かオフィスか、コーワーキングスペースか。働く場所は問わず、メンバーにはむしろ一定の決まった行動パターンにハマることなく、その時々の仕事で必要な刺激を得るためにどんどん場所を変えて働いて良いと伝えています。実際にオンラインでいつでも会議はできますし、資料の共有などもクラウドでできてしまうので、業務に支障もありません。むしろ環境から得られる刺激が、新たな発想となってポジティブに働くものと考えています。
「時間の自由」とは、「どの時間帯、どれだけ長く/短く働くか」です。
朝早く/夜遅くが自分に合う人や、子供の世話や親の介護などの様々な理由から時間の制約上働けないという課題を持った人が多いと思いますが、弊社ではフレキシブルに対応したいと考えています。働く時間が長い/短いから、良い/悪いという概念もありません。

■「一緒に仕事を伴走するお客様とのこだわり」とは、本質的な支援をすることです。
本質的な支援とは、お客様に欠けているポイントを補いつつ、お客様の身になる支援をすることです。多くのコンサルタントはお客様にノウハウを提供することはありません。しかし、弊社ではコンサルタントから惜しみない情報提供をさせていただきます。その結果、我々コンサルタントが不要となり、お客様ご自身で課題を解決できるようになり、オペレーションを回せるようになっていただきたいです。

-若者へのメッセージ-

一つは、「とにかく目の前のことをがむしゃらにこなしてほしい」ということです。
自身のパフォーマンスを上げる上で、仕事の質と量について考える時、若い頃はどうしても仕事の質が欠けます。しかし、これはまだ仕事の経験が薄いので仕方ありません。
一方で仕事の量について考えると、若くても(むしろ若いからこそ)、充てられる時間も多く、より多くの量をこなすことができます。仕事の量をこなしていくと、やがてこれは仕事の質に変わっていきます。逆に仕事の質は量をこなし、経験を積むことでしか向上できないと考えても良いと思います。

もう一つは、「あらゆることの本質にこだわる」ことです。
若いうちは、大きな仕事を任せてもらえず、やりがいを感じないことも度々あると思います。ですが、一見つまらない目の前の仕事は、なぜ仕事として存在しているのか?より高品質かつ短時間で実施できるような工夫の余地はないか?全力でその仕事に向き合い、本質について考えてみてください。
どんな仕事でもこの姿勢を継続し、相当量をこなすことが将来的に自身のパフォーマンスを向上させる一つの手段であると僕は思っています。