INTERVIEW
OGURA MIZUKI

小倉瑞季

誇高KOKOH 代表 https://kokoh.net/

略歴

獨協大学法学部を法学会賞という成績優秀者として卒業。新卒で某大手人材教育会社に入社。入社3ヶ月で若年層教育部門の責任者となり売上を7年で11倍とする。年間230日の講演で1.3万人以上に全国33都道府県でメッセージをし、2023年独立。現在はオンラインでのビジネストレーニングや経営コンサルタントとして従事し、開業3ヶ月で有料講座の申し込み数は800件を超え、収入もサラリーマン時代の5倍になる。

現在の仕事についた経緯は?

日本の自己肯定感は世界一低く、憂鬱感は世界一高い現状(内閣府調査)を打破したく開業しました。「すべての成長意欲のある方に向けて、社会で活躍する誇り高い人々を」というミッションがあります。
前職では意欲だけで価値を提供することはできず、大きな費用を必要としました。そこで、前職時代から強みとした営業力をもとに、薄利多売でもしっかり利益を出せるようにし、費用は前職時代の1/10に抑え価値を提供しています。しかし、クオリティにこだわりがあることもあり、満足度が高く、ご紹介がご紹介を生み、有難いことに3ヶ月で800件を超えるお申し込みを頂き、大盛況です。

仕事へのこだわり

「On the Stage,Be Professional」
毎年、学生から社会人になる卒業生に送ってきた言葉です。
常に舞台の上に立っている事を忘れず360°どの角度から見られても、「あの人はプロだな。」そう周りが思う生き方をする事を大切にしてきました。
そして、自分の出す成果は常に「Legend Only」にこだわってきました。前職時代も月6件ご契約をお預かりすれば一人前という指標のある中、単価は違えど私は一年目営業となった初月から、月112件のご契約をお預かりしました。
前職の社長から「将来経営者になりたいなら毎日1000日連続で営業としてご契約をお預かりする継続力が必要だ」とアドバイスを頂いたので本当にそのことに挑戦し、2000日連続で達成しました。
思考の枠組みに、会社の基準やこれまでの過去という統計数字をあえて概念として持たずに、目的から考えた結果どんな数字になるか?自分の中の理想だけを追い求めて働きました。そのこともあり前職でついた呼び名は「将軍」でした。
また、持てる全ての力を持って仕事や事業に取り組んでいたので当然至らなさ故のミスや取りこぼしもかなりありました。周りから見たら危なっかしくて放っておけない。そんな気持ちもあったのか、たくさんの先輩や仲間、お客様が支えてくださりました。そのお陰で、日本中の33都道府県で230日の講演を13,000名もの方々に年間でお届けできるようになりました。
イメージするなら子供の全力疾走のような危なっかしさだったと思いますが、力一杯、一切の手抜きの無い姿が、多くの方が力を貸してくださった理由だと今でも思っています。

若者へのメッセージ

「今の若いもんは…。」いつの時代の若者もそのように諸先輩から言われ、悔しさを跳ね除けて時代を作ってこられたように思います。多くの企業の経営者から「最近の若い子は欲がない。欲がないのは良くない。(親父ギャグ)まるで修行僧の悟りの境地の様に、地位も出世も家も車も何なら恋人までも要らないと言い出す。まさに暖簾に腕押しで何にもモチベートされないから困ってるんだよ。」と私も相談を受けました。
しかし、その度に皆様にお伝えするのは、「今の若い子は悟り世代ではなく、イメージするならお腹いっぱい世代です。諸先輩方の努力のおかげで、今の若い子は生きるということに困ることなく生きてきました。要はもう十分幸せなお腹いっぱいの状態なんです。そんなお腹いっぱいの時に、『もっと食え』と霜降り肉を差し出されたらどんなに美味しい肉でも食べたい気持ちにならないです。所謂今の若い子はそんな状態です。もう十分幸せなのに、それはまるでまだ幸せでないかのようにもっと幸せになれと言われても困ります。しかし、彼らは十分、自分は幸せだからそれで良いという方々ではなく、『プレゼントは何が欲しい?』と聞かれるよりも、聞く方が好きな周りを喜ばせる『尽くす』事に喜びを感じる方が多いです。」ということです。
社長も目から鱗のように、その方に幸せになれというマネジメントから誰を幸せにしたい?というマネジメントに変えると、驚くほど成果が出るとおっしゃっていました。
今の若い方と「尽くす心」をこれから養って、良い時代を良い社会を作れたら幸いです。