小笠原裕人

-現在の仕事についた経緯-

この業界には入れたのは偶然というか運命だと思います。僕は、幼稚園の頃からお絵かきするのは家の間取りでした。でも、家庭環境に問題があって中学を卒業してすぐに家を飛び出したんです。ですから高校も行っていませんし建築や不動産の道は諦めていました。
いろんな仕事を経験する中で、27歳の時に偶然知人の紹介で大手住宅メーカーに入社することができました。それから約14年間お世話になりましたが、新築注文住宅のみの営業でしたので、それ以外の色々な不動産に関するご相談に対応できないことに憤りを感じて、もっと沢山のお客様のお役に立てるようになりたいと思い起業しました。

-仕事へのこだわり-

仕事への1番のこだわりは楽をしないこと。迷った時はしんどい道を。の精神と、俺がやらねば誰がやる。の精神でどんな仕事でも自分にしかできないことだと思い全力で取り組むことが楽しいですね。
例えば、不動産仲介のお仕事の場合、物件資料を作成することは事務仕事ではなく、ひとつの作品を作るクリエイティブな仕事だと考えています。写真の撮り方、キャッチコピーやコメント、チラシの構成、SNS発信など突き詰めていけば奥の深いものばかりです。そして作成した物件資料や広告を見た依頼人の方が喜んでくださるのがとてもうれしいですし1件1件お仕事させていただく中で自分の成長を実感できるのもやりがいであり生きがいです。

-今後に向かって-

僕は日本の常識を変えたいと思っています。例えば車を買う時多くの方が燃費とかメンテナンス費を気にすると思います。では、家を買う時に光熱費やメンテナンス費を気にしますか？ほとんどの方が気にしないんです。これにはいろんな理由があると思います。
僕は、そういった今の常識を変えていきたいと思っています。そのために今うちの会社ではお客様に新しい住宅の選び方として、住宅ローンだけでなく光熱費や、メンテナンス費も一緒に考えて購入いただけるよう情報発信をしています。この取り組みは、最終的には環境問題や、エネルギー問題、健康問題などの改善にも大きくつながることだと考えています。そして、それは長い目で見てお客様のためになると信じています。

-若者へのメッセージ-

自分の人生を豊かなものにしたいなら、パートやサラリーマンや経営者など仕事も立場も関係ありません。自分を信じることと、どんな仕事でも誇りを持つこと。そして見返りを求めないことが大事だと思います。
それから、もし、今他人と自分を比較しているならすぐに止めるべきです。比べる相手は「周りから応援したいと思われるような自分」です。他人ではありません。他人と比較することを止めると自分の人生を生きられるようになります。
大切なのは自分の色を深く濃くすることです。そしてその色はきっととても美しい色になります。どんな立場、どんな仕事、どんな道であってもそれを忘れずに自分の人生を掴んでもらえたらと思います。