INTERVIEW
NISHIMAGI HIROMI

西間木裕見

マカリィ https://noutokokoro.com/

略歴

結婚退社後、子育てが落ち着いてから趣味で始めたビーズアクセサリー製作で起業する。その後、ハワイアンアロハタロット占い師、カウンセラー、起業コンサルタントを経て、現在は全国で3,000人のブレインアナリストの中で約10名しかいないシニアブレインアナリストとして、脳傾向性診断テストを取り入れ、女性起業家の起業とメンタルの両面をサポートする起業コンサルタントとして活動中。「画一的なコンサルではなく、クライアントに寄り添いながら気持ちを前向きにさせるアドバイス」が好評を博している。

-現在の仕事についた経緯-

過去の私はコンプレックスの塊で自分迷子となっており、自分が何者かが知りたくて、セミナーに行ったり資格を取ったりするためにお金と時間を費やしてきました。
脳傾向性診断テストも自分を知るための手段でしたが、解説を受けてみて、自分の強み・弱みが数字で表されるところの潔さを感じ、その場で診断解説ができるブレインアナリスト認定講座に申し込みました。
もともと人の話を聞くのが得意で、1万人のカウンセリング経験からクライアントの悩みの本質と解決策がわかるようになり、脳の強みを取り入れたコンサルティングを提供しはじめて、今に至ります。

-仕事へのこだわり-

私が仕事をする上で意識していることは次の3つです。
・話は最後まで聞く
・否定しない
・提案はするけれど決めるのはクライアント

■話は最後まで聞く
クライアントはコンサルを受けに来ていますが、話を聞いてもらいたいのです。私に話すことで思考を整理している所があります。
話が堂々巡りになっていても、思考を整理してご自分なりの答えを導き出すためには必要なプロセスだと思っているので、クライアントの気が済むまでお話を聞くことにしています。
同じ話をしているようで、合間に質問をするとご自分の思考を深掘りして気づきを得られるので、その瞬間、パッと表情が変わるのを見るのが嬉しいです。

■否定しない
ここは何を話しても安心、安全な場というのを感じてもらいたいので否定することはしません。
クライアントがなぜそういう風に言うのだろう?という背景を考えると、「こういうバックグラウンドがあるからこういう言葉になるんだろうな」というのが分かるので、否定する言葉は出てこないんですよね。

■提案はするが決めるのはクライアント
起業初期や起業をしたいという方が多いので、商品作りから関わることが多いのですが、クライアントの希望と私が提案することが違うことも多々あります。
そういう時はふんわりと提案しますが、決めるのはクライアントにお任せしています。
最初から「これがいいです」と押し通すとクライアントに未練が残ってしまい、全力で起業に集中できません。
やりたいことをやってもらい、やっぱりできないという体験をしてもらった結果、私が提案したサービスに変更することが多いです。
時間はかかりますが、その方がクライアントがスッキリと前に進めます。

-若者へのメッセージ-

私は若いうちは自分に自信が持てずに、自己肯定感を上げるために時間とお金をつぎ込みました。そして、脳傾向性診断テストと出会い自分の強みを知ることができ、自己肯定感を上げることができました。
若いうちはたくさんの可能性があり、輝かしい未来が待っていて、どんな未来も手にすることができます。反面、自分の強みなどが分からずに、自分のことを知るために占いに頼り、大金を投じても自分が欲しい答えを得られないまま他の占いに走る方もいらっしゃいます。私も自分を知るためにずいぶんと回り道をしてお金と時間をつぎ込んできました。
脳傾向性診断テストは占いや性格診断とは違い、脳科学のエビデンスがあります。もし、自分を知りたいと思っているのなら、そのツールの1つに脳傾向性診断テストを加えてください。
これが、自分迷子で回り道をした私からのアドバイスです。