INTERVIEW
NISHIGAWA TAKESHI

西側赳史

株式会社Encounter Japan 代表取締役社長 http://encounter-japan.com/

現在の仕事についた経緯

20歳のときにJ1ビザを利用し、アメリカはヨセミテ国立公園のピザ屋で2ヶ月半ほど働いていました。
当時の同僚にラテンアメリカ出身者が多く、彼達と話すうちにラテンアメリカに興味を持っていったことがすべての始まりだったと思います。
その後21歳から約1年半、大学を休学して放浪の旅に出るのですが、そのときも10ヶ月ほどはラテンアメリカを回りました。
実際に見る国々は良い意味でイメージとのギャップがあり、より一層魅了されましたし、その魅力を日本に知らしめ、逆に日本の良さもラテンアメリカで知ってほしいと思うようになったことが、起業を志したきっかけです。
大学卒業後は双日株式会社に就職したものの、入社して3年以内には絶対に起業しようと決め、その決意通りこのEncounter Japanを設立した次第です。

仕事へのこだわり

弊社では企業理念として「ラテンアメリカと日本の新しい歴史を創り、人々の人生を豊かにする」を掲げており、「クリエイティブ」「食」「コンサルティング」の3つの軸を中心に事業を展開しています。
まだまだ従業員数80名ほどの規模の会社ではありますが、私達の存在および1つ1つの仕事が日本・ラテンアメリカ間の文化交流を促し、新しい関係性を構築することに繋がるという意識を持ち、スタッフ全員がいわば日本代表のような気持ちで日々の仕事に取り組んでいます。
また、前職の先輩に教えて頂いた「Business is love」は会社の行動指針であり、私としても大切にしている言葉です。
お客様や仕入れ先様、同僚など、ビジネスを通じて関わる人たちに対しても、家族や友達に対するときと同じように真摯に誠実に、愛情を持って接すること。
それは会社としても当然重要なことだと思いますし、個人的にもこだわりの1つとなっています。

今後の目標

中期的な目標としては、2027年には売り上げ10億円を達成、さらにメキシコ以外にもコロンビアに法人を作り事業を拡大していくことや、日本国内においてラテンアメリカの方達に向けたサービスを展開することなどを視野に入れ、どんどんと新たなチャレンジをしていきたい所存です。
ただ弊社の事業柄、どこまでいってもゴールや終わり、満足といったものはないのだとも思っています。
「ラテンアメリカと日本の新しい歴史を創り、人々の人生を豊かにする」という理念は、私が引退した後も、この世を去った後も継続して実現され続けていくべきものだからです。
よって、可能な限り長く社会貢献に繋がるような事業を行い、そのインパクトをどんどんと大きなものにしていきたいと思っています。

若者へのメッセージ

今でこそ経営者という立場に就いている私ですが、大学時代は学校にもまともに通っておらず、新入社員の頃は同期達がエクセルやパワーポイントを使いこなす中、何もできなかったのを覚えています。
ひいては電車が嫌いだったり、苦手な上司と仲良くできなかったりで月1ペースで体調を壊していました。
ただ、今になって思うのですが、大学時代はいわば社会人と子供の間のようなもので、自分の好きなことに無限に時間を使ったり、ぶらぶらと寄り道をしたりできる最後の貴重な時代でした。
ですから、インターンやビジネススキルを身につけることも重要ですが、友達を作る、恋人との時間を大事にする、はたまた私のように世界中を放浪するなど、もう少し肩の力を抜いて自分自身の時間を大切にしてほしいと思います。
そのように過ごすことが、実は回りまわって自分の人間味に繋がっていくものです。
もし今すでに寄り道をしていて、「まだまだ何者でもないけれど、何かにチャレンジしたい」という気持ちをお持ちの人がいたら、私達は大歓迎します。
ぜひ弊社のことを覗いてみてください。