INTERVIEW
NASA TAKAYUKI

奈佐貴之

株式会社アグオル 代表取締役 https://hannaribanana.com/

略歴

京都府出身。2013年、関西大学総合情報学部を卒業後、法人向け通信会社に就職するために上京。4年間法人向けの営業マンとして勤務。2017年から父親が代表を務める建設会社に就職。2020年11月に京都で初の国産バナナの栽培・販売を行う株式会社アグオルを設立。現在は京都産のバナナ『はんなりばなな』を広めるために活動中。

現在の仕事についた経緯

京都府で誰も作っていないバナナを栽培できれば面白いと思い、京都の新しい名産品を目指してバナナの栽培を開始しました。農業自体も初めての経験で全てにおいて何もわからない状態でした。というよりわからないことがわからないという状態でした。
様々な困難にぶつかりながらも常に前向きに取り組み続け、徐々に知名度は上がりつつあります。味も大変甘く美味しいバナナができて、初めて食べたときは大変嬉しかったことを覚えています。
ただ、まだまだ名産品にはなっていないですし、もっともっと『はんなりばなな』を広めていきたいです。

仕事へのこだわり

常にポジティブな考えを持つことにこだわっています。
仕事をしていると嫌なことやうまくいかないことなど様々な困難が立ちはだかります。自分のスキルではできないことも出てきます。そういう時にどれだけポジティブに捉えられるかで、仕事の楽しさやスキルアップ、周りからの評価にも繋がります。
自分ができないことでも周りを巻き込めば大概のことは解決できますし、困難があったとしても大概のことは死ぬほどではないと思います。
常にポジティブに前向きに取り組んでいます。その方が仕事をしていても単純に楽しいですし、自分自身が仕事を楽しんでいると周りにも多くの人たちが集まってきます。
楽しんで仕事をしていると能動的に努力することができるので、初めは結果がなかなか出なくても少しずつ結果が出始め、知らないうちに大きな成果を生み出せる人間になっています。
しんどいこと・嫌なこと・誰もやりたがらないことに対して、どれだけポジティブに前向きに取り組めるかが仕事をする上で大切なことだと考えております。

若者へのメッセージ

若いうちはたくさんチャレンジしてください。できるかできないかではなくやるかやらないかです。ほとんどのことは実際やってみると意外とできるものです。
何も挑戦せずに10年間過ごすのと、10年間挑戦し続けた人とはすごく能力の差が生まれます。
できないことや難しいことをやろうとするときはストレスがかかったり、普段より多くの疲労を感じたり、単純にしんどいと思います。ただ、目の前の仕事に対して一生懸命に取り組んでいると、知らず知らずのうちにできることが増えていますし、応用にも対応できるようになります。そして、周りもそれをしっかりと見ています。
若いうちは多少自分の時間などを犠牲にしてでも、必死で一生懸命仕事に取り組むことが大変重要だと思います。是非、少しでも参考にしてみてください。