INTERVIEW
NAKATA RYO

中田領

株式会社ReCompany
LAGUNA NIGUEL
WINNERS LAB.
取締役社長 https://lagunaniguel.jp/

略歴

大学卒業後、プロアスリート・オリンピック選手・宝塚歌劇団員などが通うジムで勤務しながら専門学校で学び、国家資格を取得。総合スポーツジムと提携する鍼灸整骨院で経験を積んだ後、地元の鍼灸整骨院で院長として勤務。2020年に独立して、整体・ジム・エステの3つのエリアから成るウェルネスサロン“LAGUNA NIGUEL”をオープン。2022年には24時間シミュレーションゴルフ・ゴルフ整体・ゴルフトレーニングが行える施設“WINNERS LAB.六甲道店”をオープン。現在、両施設で整体・トレーニング指導・食事療法等を提供している。その他、スポルテック/ゴルフフェア/ゴルフ場等、イベントでゴルフフィットネストレーナーとして施術を提供したり、ミセス関西コレクション関西エリア審査員を務めたりするなど、多方面で活動中。

-現在の仕事についた経緯-

私自身は少年野球から社会人野球までの20年以上の野球人生で、様々な怪我に悩まされました。そんな時に、整体の先生やトレーナーさんによる丁寧で親身な治療・サポートを受け、「人の体をサポートして喜びを与えたい!更に、自分自身のパフォーマンスも向上させたい!」と柔道整復師を目指すようになりました。
柔道整復師になり、患者さんと二人三脚で怪我や不調に立ち向かったり、自身の怪我と向き合ったりする中で、病院の指示に納得がいかず「もっと早く回復する方法があるのでは?」と思うこともありました。
自分で試行錯誤していくうちに何が最適かと構想を練るようになり、当店のような複合的なサポートができるウェルネスサロンという形に行き着きました。

-仕事へのこだわり-

怪我を治すこともそうですが、美容と健康をケアすることでも、気持ちが安定すると考えています。
肌も筋肉も体の調子も、悪い状態であるときはメンタルが不安定になりがちです。怪我をした選手は、休養のために現場から離れることに大きな危機感を持ちます。太ってしまったり肌が荒れていたりすると、人に会いたくもなくなります。逆に、すべてにおいて良い状態を保つことができると、心が軽くなって前向きになり、億劫なことにも取り組めるようになります。
ですので、怪我を治しに来たお客様にも、美容のケアをされに来られた方にも、“身体だけでなく心を整える”ことを念頭に、私もスタッフも施術・接客をしております。

私は器用ではありませんが、興味のあることや気になることは集中してしつこく繰り返すタイプです。トレーニング・ストレッチ・エクササイズ・食事など、そのときそのとき「良い!」と思うことは、毎日コツコツ継続して続けました。特に野球をしているときは、納得がいくまで何時間も投げ込みをしてしまったり、オーバーワークになるほど練習を重ねたりもしていました。
そういったことをとことんやった結果、「やってみて良かった/悪かった!」「こうしたら効率がよくなる!」「出来なかったときは、こう工夫したらいい!」等、考える力や自分自身と向き合う力がつきました。
現代では否定されるようなこともたくさんしてしまっていましたが、そのおかげでたくさんの気づきがあったので、今となっては全てやってよかったと思います。
今現在も、整体・トレーニング・エステ・温活・食事等、全て自分が体験して、自分自身が変化を実感し心が前向きになれたものだけを選りすぐって提供しています。

-若者へのメッセージ-

最近、スポーツ界の若い世代が、長年塗り替えられなかった記録を更新する偉業を成し遂げています。スポーツ界の若い世代と聞くと、“大谷翔平選手”や“松山英樹選手”が思いつくという方も多いのではないでしょうか?少し前であれば、“イチロー選手”や“中田英寿選手”でしょうか。
このような選手でも「お前には無理だ!」と否定されていた時期があったのは有名です。周りの声に左右されずに、自分の信念を貫き続けたから今の功績があることに、私は感銘を受けています。

まずは、周りに否定されても頑張ってみましょう。上手くいかなくても工夫して、色々な人達の知識・技術を参考にしてみましょう。
失敗や成功を学び成長させてくれるのは、経験しかありません。今やっていることの本当の結果はすぐには出ませんが、若い人の武器は「時間がある」ことです。知識も能力も人間関係も未熟です。だからこそ、素直に謙虚に受け入れて体験して学習するのです。何度も失敗したっていいんです。「周りの環境・人のせいで上手くいかない!」と思っている時点では、何も成長しません。上手くいかない経験があるから、前に進めるのです。
「自分は1人では何も出来ない」ということに気づいたときに、あなたは自然と皆に喜ばれる人になっていくのです。