INTERVIEW
NAKAMURA YUTA

中村勇太

株式会社 Deep Automate 代表取締役 https://deep-automate.co.jp/

略歴

大阪大学大学院工学研究科卒業。新卒で某大手重工業メーカーに入社後、海外プロジェクト等に従事。その後、某大手総合メーカーに転職し、プログラミングを独学で習得。2023年に株式会社Deep Automateを創業。現在は、製造現場での検査自動化に特化したプログラミング研修とコンサルティング事業を展開。

-現在の仕事についた経緯-

学生時代に授業でプログラミングを学びましたが、意欲的になれずに挫折した経験がありました。
就職したメーカーでは、モノづくりの現場で日々改善活動を求められ、生産性を向上する為には「プログラミングをやるしかない」と決意しました。
「シンプルなコードで実装できる」などの利点があるPythonを独学で学び、多くの自動化を成功させました。
一方、協力会社など他社に目を向けると、現場では人間による目視検査などが主流で、検査工程に関しては自動化が進んでいないのが現状でした。
プログラミング人材が不足しており、自動化を牽引できる社員がいないことが多くの企業で課題となっています。「検査システムを開発できる人材」を育成し、日本の製造業の発展に貢献したいという気持ちが現在に繋がっています。

-仕事へのこだわり-

1.まずやってみる
新しい仕事やプロジェクトに取り組む際は、最初に積極的に手を動かすようにしています。理論だけでなく、実際の行動によって問題や課題に直面することで、これまでに重要な学びや発見を多く得ることができました。時には失敗も経験しますが、その中から得た知見を今後の改善に活かし、更なる成長に繋げることを大切にしています。

2.誰よりも楽しみ、没頭する
仕事を楽しむことは、モチベーションを維持し、クリエイティビティを引き出す鍵となります。楽しみながら仕事に打ち込むことで、作業が苦痛ではなくなり、自分の力を最大限に発揮できます。また、情熱をもって仕事に没頭し、誰よりも成果を上げることが次の挑戦への燃料となっていきます。

3.60%の完成度でも良いから素早く
完璧を求め過ぎず、進捗を早めることが重要だと考えています。プロジェクトやタスクの初期段階での完成度が60%でも、早めに共有することでチームの協力を最大限に活かし、素早く次のステップに進むことができます。進捗が早いほど、課題の特定や修正が容易になり、柔軟な対応が可能となるため、より成功へ近づけると信じています。

-若者へのメッセージ-

変化の激しい時代の中で生き残っていくには、「柔軟性」「行動力」「忍耐力」が重要だと考えています。
伝統を守りつつも、新たな技術を受け入れる柔軟性。
最初に率先して動き、他を引っ張る行動力。
苦しい状況でも歯を食いしばり、乗り越えられる忍耐力。

行動や忍耐が苦手な人は多くいるかもしれませんが、逆に苦手としている人が多い分野だからこそ、他人よりも努力してその能力を高めることで、圧倒的な1位になることができます。
そして、上記の3つに加え、冷静な判断と分析も重要です。「今は何に注力すべきか」を常に考え、適切な行動を適切なタイミングで実行できるように常に備え、成功を掴み取って下さい。