INTERVIEW
NAKAMURA NARUTOSHI

中村成寿

株式会社1SEC 代表取締役 https://www.1sec.world/#about

略歴

1988年5月1日生まれ。北海道出身。KDDIグループの広告代理店にてスマホアプリの新規事業開発担当を経て、2015年、3ミニッツに入社。グロースハック事業部長として参画。その後、2017年にSHOWROOMのマーケティング責任者に就任。2018年よりavexなどが出資するVRプラットホーム「cluster」のCMOとして携わった後、 2019年12月、1SECに参画。

-現在の仕事についた経緯-

株式会社1sec設立以前は、株式会社3ミニッツというインフルエンサーの言葉の走りを作った会社に創業期時代からジョインしていました。
そこでまた新たな事業を展開するということで、1secにジョインをさせて頂くことになりました。

-仕事へのこだわり-

今は市場の変化が激しい時代だと思います。1secとしては、マクロな観点でいうとどこにでも網を張れるような体制をここ5年間の中で作ってきました。
その中で大事なピースとしては、AIであったり、3D・web3というテクノロジーであったり、自社のARアプリ・XRであったり…。どのようなマーケットの変化にも対応できるようにアセットをこれまで構築してきましたし、大事にしてきました。
特にスタートアップが生き残るためには体力を残しながら行動することが大切で、それを意識して動いてきました。お陰様でこれまで設立2年目以降は黒字で、営業利益ベースで運営できています。
まずは足元のベースを作りながら、新しいテクノロジーにも手を広げて、マーケットの変化にも対応できるようにしようと凄く意識をしています。
新しいことをやっていると、「大丈夫なんですか」と聞かれることもあるのですが、足元のベースをやりつつというのが前提としてあります。
『世界一個人と企業をエンパワーメントする』というビジョンの元、WEB3などをフックに足元のビジネスを固めています。どこにどう転ぶかも分からない中で焦っても仕方がないので、どこにでも柔軟に対応できるように準備をしていて、自信もありますし、今後が楽しみな部分でもあります。
新しいことをやりつつも、新しいことだからこそ、芽が出るのに時間がかかることもあります。ただ準備はしておかないと、いざ来た時にエンジンがかからないということになります。その為、来るタイミングの0.5歩前にアクセルを踏めるように準備をしています。
早すぎるタイミングでリソースを割いても効果の最大化には繋がりません。そういう意味でも、タイミングを重要視しています。

-若者へのメッセージ-

時代の変化が激しいという背景がある中で、適応能力を上げる必要があります。
またこれはAIにはできないものであると思います。
AIに代替されないものとして、適応力、人としてのキャパシティーがより重要になってくると考えています。単純に計算が早くても、Excelを作るのがうまくても、価値は薄れていくと思います。そうなった時に自分自身のポートフォリオの組み合わせをいかに持っているのか、数が多いのかが重要になってきます。
例えば、インターンなどに参加してそういった環境に身を置いてみたり、社会人になって働く際も食わず嫌いせずに、与えられたミッションを自分で考えながらやってみたりすることが大事です。
真摯に仕事に向き合うことで、様々な経験ができる機会の創出にも繋がります。また、自分自身のポートフォリオが増え、適応力を上げていくことに繋がると思います。
我々の会社は本当に色々やっているので、そういう意味で言うと様々な経験をできる機会がありますよ。