INTERVIEW
NAKAJIMA NAOKI

中島直樹

株式会社unimuni 代表取締役 https://unimuni.co.jp/

略歴

上智大学卒。アパレル系専門商社を経て、株式会社ネオキャリアに入社。2年目には年間売上1位を獲得し、3年間で2000名を超える学生の就職を支援する。その後転職した就活キャリアではマネージャーとして赤字だった紹介事業の再建に奔走。これまでの経験から「学生がもっと効率的に就職活動をできるサービスを開発したい」と想い、2021年に株式会社unimuniを設立。2022年に動画付き履歴書作成サービス「Muni」をリリース。

現在の仕事についた経緯

2014年から新卒のエージェントビジネスを通して新卒採用に携わる中で、新卒採用の「同質性」に疑問を感じました。みんな同じようなスーツを着て、同じような事を面接で話して・・・
集団就職という言葉が使われていた高度経済成長期から何ひとつ変わっていません。
仕事では「就職活動では自分らしさをアピールすることが大事」と綺麗事を言っていましたが、一方で「履歴書を見て何が分かるのか」という点に問題意識を持つようになりました。
その想いに共感して下さった仲間のサポートもあり、2021年に株式会社unimuniを設立しました。

仕事へのこだわり

■「まず、やってみる」
新卒採用にかかわっている中で、「この会社に入ってよかった」「この仕事は天職でした」とお話されている方をよく見かけます。聞いているとそういう運命に導かれたかのように感じるかもしれませんが、 大概それは結果論です。
私も就職活動をしていた時は、洋服が好きだったことからアパレル業界を目指すようになり将来の夢は「25歳でアパレルブランドを立ち上げること」でした。その夢は社会人1年目で諦め、何の気なしに受けた人材業界の企業様から内定を頂き「なんとなく」人材業界に飛び込みました。
しかし、今は人材業界で仕事ができて本当に良かったと思っています。酸いも甘いもたくさんの経験ができ、たくさんの人と出会うことができました。もしあの時人材業界に入っていなかったら今頃自分は何をしていたのだろうか、想像がつきません。
最近は口コミサイトやSNS、Youtubeなど仕事に関する情報が溢れかえっています。入ってから後悔したくない気持ちは理解できますが、人の意見だけで自分の人生を決めてしまって本当にいいですか?
私は、自分の「挑戦したい」「知りたい」というインサイト(直感)を大事に仕事に取り組んでいます。

■「成功確率が50%」の目標にチャレンジし続けること
私の趣味であるマラソンを例にしてみます。1度もフルマラソンを完走したこともないのに、いきなり「今年の目標は3時間を切ることです」と言うことは誰でもできます。ですが、その状態で目標を達成できる人はほとんどいません。現状を知り、試行錯誤を重ね、成功体験を積み重ねることでしか成長はないと思っています。
「成功確率が50%」の目標というのは、全力を出して手が届くかどうかギリギリの目標のことです。その確率を100%に近づける作業こそが「プロの仕事」だと思っています。
派手ではないかもしれませんが、一つひとつ課題を解決していく。その姿を見てくれている人は必ずどこかにいて、新しいチャンスをくれたりします。そうすることで自分の自信も生まれ、自分の視座も変わります。

若者へのメッセージ

私もまだまだ気持ちは若手です(笑)
20代は特に「自分のため」だけに動ける時間です。多くの人は30代を過ぎた頃から家庭のことや親のことなど、考えなければならないことがどうしても増えてきます。20代はそういう意味で自分のために自分のお金や時間といったリソースを使っても問題ないでしょう。そんな貴重な時期だからこそ、ぜひ自分のやりたいことに積極的に挑戦すべきだと思います。
「できるか」「できないか」ではなく、「心が揺さぶられるか」が大事です!自分の直感を信じてチャレンジしていきましょう!