INTERVIEW
NAKAI YURIKO

中井由梨子

株式会社インスピインカ 代表取締役社長 https://inspiinca.com/

略歴

兵庫県神戸市出身。「俳優指導者養成ゼミ2004」修了生。演技指導・演劇ワークショップ開催歴22年。現在は作家としての執筆活動を中心に、映像作品・舞台作品の脚本、演技レッスンに力を注ぐ。『20歳のソウル』(幻冬舎文庫)が10万部を突破。2023年11月7日、幻冬舎より新刊『栄光のバックホーム横田慎太郎、永遠の背番号24』が出版される。

-現在の仕事についた経緯-

幼少の頃の日常的な“おはなしづくり”が原体験となり、学生時代から舞台の脚本を執筆しています。初脚本、演出を手掛けた作品は、高校演劇コンクール地区大会の最優秀賞を受賞しました。

その後は神戸で旗揚げされたガールズ劇団の座付き作家に10年従事しました。2005年には活躍の舞台を東京へと移し、ミュージカルや映画、テレビドラマの脚本を手がける傍ら、書籍も執筆しました。2021年にはノンフィクション小説『20歳のソウル』の販売部数が10万部を超えました。
現在は執筆業の傍ら、俳優ユニットを組んでプロデュースしたりワークショップなどを開催したりしています。

-仕事へのこだわり-

「人の心の闇に一筋の光をさすような」希望ある作品を作り、見た人の心になにがしかのプラスの変化、革命が起こるような素敵な時間を提供できるよう、日々模索しています。
関わった人、観客、読者との出会いには意味があるとして、その瞬間を丁寧に演出できるように心がけています。
社名である「インスピインカ」は、インスピレーションを具現化する、という「inspiration incarnate」という造語からきています。自分自身の閃きを大切に形にしていくことで、最大限に自己実現できることが、世のため人のための芸術になると信じています。

-若者へのメッセージ-

これから日本はどうなるのか?世界は?地球は…?と、混沌とした時代に不安を抱くこともあると思います。今は情報が過剰に飛び交っていて、自分の判断が狂わされたり自分軸がぶれたりすることもたくさんあると思います。
でも、いつも自分の本来の姿は完全であり、達成できない夢はない、素晴らしい力を持った存在なんだということを忘れないようにしてほしいです。
ネガティブな感情に引きずられて世界を見るのではなく、その感情を手放して、光の側面から物事を見るようにすれば、必ず目の前の現実は素晴らしいものへと変化していくと思います。
一人一人が自分本来の力で自己表現をすることが、世界平和にも繋がっていくと信じています。自分を嫌わないで、認めて、好きになって、楽しく朗らかに前進を続けてください!
私は、そんな風に人の背中を押せる作品を生み出していきたいと思っています。